2016年10月10日月曜日

ZX-10Rのタンクを降ろしてみる

前日に不可解なFIエラー

前の日に雨の中を走っていたらFI(フューエルインジェクション)エラーの警告灯が点灯した。エンジンを切って再始動すると消えるがしばらく走るとまた点灯。気になってタンクを降ろして調べてみることにした。サービスマニュアルによるとFIエラーが出るのはラジエーターファンスイッチの断線、排気デバイスのケーブルの断線、吸気センサーの故障または断線、水温センサーの故障または断線、O2センサーの故障または断線、エアインテークバルブの故障等がある。もっと重大な故障の場合はFI警告灯(赤色)とS-KTRC(トラクションコントロール)の警告灯(燃料警告灯と同じ黄色ランプ)が同時に点灯するようだ。以前に納車直後に排気デバイスのコネクタが抜けかかっていたので点灯ということがあり、気になって調べてみることにしたのだ。

タンクを降ろす手順

簡単にタンクを降ろすまでの作業を写真で紹介。
タンデムシートを開けてテールカウルを外す
4㎜の六角棒T字レンチは便利

外装を外すのに4㎜の六角棒T字レンチ使ってますけど、便利で重宝してます。

メインシートを外す
タンクサイドのカウルを留めているネジを外す
タンク横のカウルに付属するネジは長さが短くて他のネジと同じ頭をしているのでもとに戻す際には注意する必要がある(あとでタンクを載せる際に間違えて違う場所で使ってやり直しました)。ここはニーグリップのし過ぎで割れて接着材で補修してもらっているけれど、プラリペアとかで時間のある時に強度の出るように再補修したいなぁ。

タンク前方のネジも外す。マジックテープと爪で固定されているので、隙間から構造を観察しながら、前側に押すようにして外すとうまく外れやすい。

マジックテープがあるが初めて外す時は固いので力を入れて外れたらすぐ止める!
左側はカウル無いにリレーがつながっているので取る時にコネクタも抜く
サイドカウルが無くなればタンクを留めている4か所のボルトを緩めて取る。燃料ホースのコネクタはすぐ抜けるけれど、タンクに接続されているケーブルのコネクタは二重構造になっているけど、 一番大きな部分の爪を押さえれば抜ける。



気になっていたO2センサーのコネクタも抜けていなかったが、一応抜き差しはしてカチっと嵌ることだけ確認。他のコネクタもひと通りチェックしたが抜けかけや挿し込みが甘いところもなさそうだ。

O2センサーのコネクタはちゃんと嵌っていた
土埃とかがあったので拭いておきました
 せっかくここまで外したので普段は掃除できない部分を拭き掃除しておいた。気になったのはセカンダリーインジェクターの右端のコネクタにつながるケーブルの保護が熱で溶けたか擦れたかでむき出しに近くなっていたので、ビニールテープを巻いておいた。


逆の手順で元に戻して、チェックがてら試走。別段、エラーも出ずよく分からないまま。バイク屋さんでエラーが出た時の確認方法を訊いておいた。エラー警告灯が点いたら、ODOメーター表示にしてメーター左の上側のアッパーボタンを2秒以上押し続けるとエラーコードが表示されるそうだ。今度エラーが出たら試してみようっと。

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