期末の仕事の締め切りが押し迫る中、金曜の夜に会社に居ながら「明日こそはバイクでどこかに出かけよう」と考えていた。11月くらいまでは、冬も月1でサーキット(トミン)を走る!と固く心に誓っていたのだが、自身の疲労具合を鑑みるに、サーキットは厳しくどこか通いなれた場所にツーリングすることとしようと思い立った。 今日はミラーレス一眼のOM-D E-M1も持ってきている。美味しい海鮮を食べ、海を見て命の洗濯をしたい、そんな気分だった。
真鶴半島の岬に降りていく階段にあった標語。いい言葉で気に入りました。 |
朝は小田原厚木道路から西湘バイパス終点へアクセス。 小田原PAで小休止。梅が咲いている。
頂上は雲で隠れているけれど富士山も見えた |
石橋ICを出たら海沿いの135号線を少し走って、JR根府川駅を目指して右折して旧道へ入る。くねくねしてて面白いけれど、道幅が狭いので車では少し厳しいかもしれない。
JR真鶴駅まで来たら線路をくぐって半島へ。漁港もあって、冬でも釣りを楽しんでいる人もいて、鄙びた雰囲気が大好きだ。
町に入ったら、昼食を取る店を探す。何度か行ったことのある真鶴魚座もいいけれど、半島の奥の方にあるうに清に行ってみようと思い立つ。ここも以前に一度だけ行ったことがある。駐車場へ行くと案内のおじさんが「今日はもう満席ですよ。」と言う。店の向かいの駐車場にバイクを停めて、待ってれば入れるのかどうか確認してみることにした。
どうしようかな、と思いつつモノクロにして撮影してみたりする |
「今日1日は待っても無駄ですか?」「さすがにそれは無いですよ。聞いてみます。」 駐車場で案内していた店のおじさんにお店の中に確認してもらうと1人なら待ち時間無しですぐにでも入れるらしい。諦めなくて良かった。
座敷へ通されメニューを拝見。うにが食べたいので、定食の下から二番目のメニュー(磯料理の「竹」3200円)を頼む。たぶん磯料理の「梅」(2200円)でも1人なら十分過ぎる量だと思う。待っている間にお隣の席の団体さんがお刺身の舟盛りを前にテンションが上がりまくっていた。〆たばかりの伊勢海老も載った活け造りだからまだエビがちょっと動いてる。と観察しているうちにこちらの卓にも食事が運ばれてきた。
待ちます |
これで終わりだと思うでしょ? |
焼き海老が来て |
かますの塩焼き |
サザエの壺焼き |
おかずが全部揃ってこの後ご飯とみそ汁が付きます |
美味しい海鮮は食べたので海を見るために岬の方へ行く。くねくねとした道を抜けて「三ツ石」とある方を目指していく。この日は2月にしては暖かいので他にもバイク乗りの人達がいる。岬の先端までいくと、土産物館があってその横を抜けて階段を伝って海岸に降りられる。冒頭の標語の写真はその途中にあったものだ。
真鶴よりさらに南の下田にペリー提督が来たということだが大砲の砲台があったようだ |
降りていく階段の途中に梅?河津桜が咲いていた。そしてこの木には2羽のウグイスがいた。写真におさめることは出来なかったけれど…。鳴いているウグイスではなく鳥の姿を見られることはなかなか無いので見入ってしまった。
さらに階段を下りていくと三ツ石が見えてくる。
三ツ石は信仰の対象になっていたのかしめ縄で飾られている。この日は気温は冬にしては高めだったが北風が強くカメラを持っていても風で煽られるほどだった。
しばらく写真を撮ったり、白波が岩に当たってしぶきをあげるのを眺めながら時を過ごした。海を見るのはやはり心にエネルギーがリロードされる気がします。また、暑い時期ではなく冬だから、良いのかもしれない。
帰りは真鶴を出て根府川までの旧道をふたたび引き返していく。くねくねした道を曲がりながら、決められた範囲の速度でライン取りをして、リーンウィズで曲がっていく。頭をもう少しインに入れてみようかな?とかそんなことを考えて走れているのは、10年前に初めてここに来た頃よりもバイクの運転が少しは上達している証左か…?
食べてばかりになるので寄るかどうするか迷ったけれど、真鶴に来た時しか寄れないので、からみもち鈴樹にも寄ってみた。10年前はお店のある家の昔ながらの座敷に上がれたけれど、今はテラスみたいになった場所になっている。
木曜定休だそうです |
1人なので大根おろしの「からみもち」と餡子のもちに分けてもらった |
大根おろしがまぶされたからみもちの方が美味しいかも。食べる前までは餡子もちの方が美味しいと予想していたけれどね。僕ともう1組のお客さんが来るまで、お店の女将さんは羽生選手のフィギュアスケートの決勝を見ていたようだ。(優勝決まってほっとして疲れたと言ってた。)
西湘バイパス経由でこの後は帰宅。思ったよりも早く帰れそうなので、バイク屋さんに顔を出して「うに清」をオススメしてきたのでした。 電車や泊まりだったらあの海鮮料理でお酒飲みたいなぁ。
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