「もっとステップが後ろにあればいいのに。」
というわけでバックステップを導入することにした。Trickstar、Babyface、AGRAS、WOODSTOCK、BEETとある中でABS用のステップは特殊。というのも車体左側のスプロケカバーの上に鎮座するABSのハイドロリックユニットとブレーキマスターの間にブレーキフルードのラインが通っていて大幅にリアブレーキマスターを動かすことは出来ない。TrickstarとBabyfaceはこれを動かさずに済む作りを採用している。このブレーキラインを引き直してブレーキマスター自体を後ろにずらす構造を取ってるのはBEETだけだと思う。色々と考えたけれど、BEET以外のバックステップを入れている10R乗りの人に感触を聞いたり、ステップの移動量を比較したりして結局、BEETにすることにした。以前に同じバイク屋さんの常連さんでレースに出ている人がBEETのバックステップを付けた車両で転倒したけれど折れずに曲がっただけで戻ってきたのだ。それ以来、ステップはBEET信者になってしまった。前の愛車のZX-9Rも記事にはしていないけれどBEETステップを導入していた。
今回の車両はフレームが黒なのでステップもブラックアルマイトをかけてもらうことにした。
前置きはこれくらいにしておいて、ステップの交換をお願いしたバイク屋さんでの作業を写真で紹介。フロントブレーキホースも一緒に交換をお願いしたのでカウルはほとんど撤去して、作業。赤い線で囲ったスイングアーム部も外してフレーム内側にある既存のブレーキラインを撤去し、BEET用のステンメッシュホースに交換。 ステンメッシュホースはリア用はBEETからオプションでSWAGELINEのステンレスフィッティングでホースの被覆は黒い物(ブラックスモークホース)が出ている。BEETに事前に問い合わせていたのでフロントのブレーキホースも同じステンレスフィッティング&ブラックスモークホース仕様でチョイス済みだ。
純正の右ステップ(上)と交換後のBEETステップ(左)。ブレーキフルードのリザーバタンクが少し外側に出っ張っているのが気になるがステップ自体の造り込みが最高。
次はシフト側の左ペダル。純正(上)とBEETステップ(下)。サスペンションのコンプレッションの調整はステップに空いた丸い穴に長い工具を入れて回せるようになっている。
純正ステップだとリンケージをひっくり返すだけだとスプロケカバーに当たって逆チェンジ化できないけれど、これでいつでも逆チェンジにできるようになった。
簡単に写真をペタペタと貼って行っているけれど、作業をお願いしたバイク屋さんはリフト設備もない中でいろいろと工夫して取り付けをしてくれた。スイングアームも外してもチェーンがある為、一旦カットして戻す時にまたつなぎ直してもらっている。
リアキャリパーのブレーキホースは交換後の写真を撮り忘れていたけれど、もちろん交換。
ここではまだホースを引いてる途中の写真。 |
ステンレスフィッティングがいい感じ |
写真でリアキャリパー側からリアブレーキマスターを撮ってみましたが、ホースはフレームの内側に入っていって途中から見えない。
リアのブレーキホースはご覧の通り、フレームの裏側を通っている。
ステップそのものの高さはいくつか選べるけれど、一番後ろまでバックさせて高さは上から2番目にしてもらった。タンクを挟む腿の位置がノーマルステップに比べてかなり上になっているけれど、そのうち慣れるだろうし、ステップの位置が最適化されればサーキット走行でも体重をかけやすくなって大きなアドバンテージになるはずだ。
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