フォークオイルの粘度は5番とか10番とか15番とかあるけれど、動粘度の単位:1cSt(センチストークス)=1mm/sで比較するようだ。動粘度の単位cstの説明についてはこちらを参照されたい。 絶対粘度を密度で割ったものとか単位について考え出すと止まらないのでとりあえずこの辺で。色々調べてみたけど、SS05については動粘度が15.0cstであることが分かり、SS19はそれより更に柔らかいオイルであることが分かったが確証までは得られなかった。ブレンドの割合を考えれば広島高潤の#3と#5を合わせて9.0[cSt]に出来ればこれも良さそう。あるいはもっと柔らかくする、少し固めにする等も出来そう。
動粘度@40℃が15.0[cSt]付近もしくはそれ以下のフォークオイルについて調べてみた。
表. 各社フォークオイル粘度表
メーカー | 品名 | SAE粘度 | 動粘度@40℃[cSt] |
SHOWA | SS05 | 15 | 15.5 |
SHOWA | SS19 | ‐ | 9.0? |
Slikolene | Pro RSF 2.5W | 2.5 | 13.6 |
Ohlins | No. 2.5 | 2.5 | 15 |
Bel-Ray | High Performance Fork Oil 2.5W | ‐ | 9.0 |
広島高潤 | #3 | ‐ | 5.0 |
広島高潤 | #5 | ‐ | 15.6 |
WAKO'S | FK01 | ‐ | 15.4 |
MOTUL | FACTORY LINE Very Light | 2.5 | 15 |
前回の記事でBel-Rayのフォークオイルを選んだのはこういうことを調べて決めた。
バイク屋さんと相談して、キーシリンダーにガタがあり、おそらくボルトが折れているのでその交換とフロント周りのオーバーホールということで、ステムベアリングも交換してもらった。
5年間一度もオイル交換もしていなかったのでさぞ汚かっただろうと思って聞いてみたけど、そうでも無かったらしい。シール類は純正品で今回、冒険したのはフォークオイルのみです。
キーシリンダーのネジを外すのが一番大変だった模様。写真は載せないけど、大変だったそうです。三つ又とフォークが付きました。( お店のFacebookの写真より。)
カウルも付きました。フォークはまだサーキット走行はしていないけれども、オイルが粘度がちゃんとある感じで本来のダンピング性能が戻ったような気がする。
BPFサスはオイルへの依存度が高いようなので、あれこれおカネかけるならこまめにオイル交換したほうがいいと僕は思ってます。最新CBR1000RRもノーマルはこれですから、機能的に最新サスに劣る、ということもないかと。
返信削除気温とか使用温度で随分印象が変わるのはレースで扱いづらいようですがね。
mffactory02さん>
削除こんばんは~。返信が遅れました。
確かに気温とかオイルの状態で変化が激しいフォークですよね。5年経ってようやくオーバーホールしたので、やっと一つすっきりした感じです。これからもう少し早めのオイル交換を心がけたいです。
レースでは、データが少ないのが一番の難点みたいですね。