本当はタイヤも純正タイヤのBT-016から取り寄せておいたMetzelerのRACETEC K2に履き替えて望みたかったけど間に合いませんでした。今日は純正タイヤで出来ることをやろう。
車高を上げる方向へのリアサスセッティングは正解
フェンダーレスにしたのでナンバープレートを外したらカチ上げテールになります
6月にBMC走行会でここを走った時には、「これじゃない」感が酷くて全くうまく走れなかったけれど、リアサスの車高を上げる方向へのセッティングは正解っぽい。「やっぱりリアの車高だよ、兄貴!」と叫びたくなるくらいにドンピシャな感じがします。標準セッティングがあまり悪い事は今までのバイクではなかった記憶なんだけど、このバイクに限ってはある程度の足つきを良くする、というだけではなくて、リアを下げてハンドルを切って(おおげさに言えば自転車のように)曲がってください、という安全方向への気遣いがされているのかも。
厳密にはショック長を延ばして車高を上げたわけではないので、大きく荷重がかかると沈んでしまうとは思いますが(それでも単振動の中心が上がるとは思うけど。)、リアサスの取り付け位置にスペーサーを入れる、か社外の車高調機能のついたリアサス(オーリンズ等)に交換できれば、もっといいと思います。
LAPSHOTが不調
ZX-10Rに乗り換えてから何処に設置するか未だに迷っているLAPSHOTはひとまずトップブリッジの上に今回は設置してみたけれど、周回すると5秒間隔とかでLAPされてて全くタイムが計れない状態でした。原因はコネクタの接触不良と車高が上がってセンサー部が地面から遠くなってしまった事のようです。トップブリッジに本体を設置した事でハンドルが切れる度に電源のコネクタが微妙に抜けかかるようで、そこでストレートに埋め込まれてる磁石からの信号が来た、と誤認識してるっぽい。
コネクタ部をビニールテープでぐるぐる巻きにして、本体をトップブリッジからインナーカウルを取っ払ってメーター脇に移してみました。結局、センサーの取り付け位置を少しでも下げたり本体を移設したりして、走行会の最後の枠の逆回りではどうにか計測できるようになりました。
いい取付位置かと思ったけどボツになりそう。
今回のアイディア
トミンで大きく力を入れるべきパートとして、最終立ち上がり~ストレート~1コーナー~S字~帝王(2コーナー)進入、までの部分が挙げられます。いかにストレートで加速するか、そして1コーナーでいかにスピードをキープして走るかに焦点を当てて頑張る。それ以降の帝王(2コーナー)~3コーナー左~バックストレート~最終までの後半のインフィールドのパートは前半がうまく走れるようになれば釣られて速くなる、という考えで練習することにしてみます。同じクラスで旧型のZX-6Rのレーサーを駆る人が、どうも同じアイディアで走ってるみたいなので差が広がるか詰まるか時々ちらちらと見ながら走ることに。向こうの方がストレートで思い切って加速してるみたいだけど、後半のインフィールドは僕の方が少し速いみたいで相殺されてトータルではほとんど同じタイムのよう。あれか、ストレートでのアクセルの開け方がまだまだ足りないのか…。とは言え、6月に走った時よりは確実に乗れているはず。とにかく走るのが楽しいという感触。
逆回りも新しいコースを走ってるかのようで、意外と楽しめました。ただ左コーナーは本当に走り方を忘れてしまったので膝すら擦れない…。やはり左回りのコースでも練習メニューに追加するのがいいのかな。FSWのショートとか。暖かくなってからにしたいですけど。
リアサスはセッティングはもう充分に良いのであまり弄らずに、フロントのプリロードを色々と弄りました。走る前は、どうせイニシャルをもっとかけたくなるだろうと、標準が最弱から6回転締めこみに対して8回転ほど締めこんでたのですが、どうも硬過ぎる印象。 膝も地面から遠いし、フロントが高すぎるのか、って事でまずは逆方向に思い切り振って最弱から1と1/2回転締めこみの状態から始めて最後は5回転締めこみで落ち着きました。
スプロケの問題も前回は1速がロング過ぎて(13500rpmのレブリミットで170km/hほど出る)、トミンでは2速は要らないかと思ったんですが、ペースが上がってくれば意外と1速2速併用のいつもの走り方でも行けるかも、という感触。ただスプロケはショート化した方がよさげではあります。純正の17丁×39丁に対して16丁×42丁くらいか、とは考えてますがもう少し計算したりしてファイナルについては、色々考えてみます。でも、現状のこのままのファイナルか少しショートに振るくらいなら1速オンリーでもっとアクセルを開けて行くのも間違いではない気もします。
残ストローク量もちょうどいい感じ
お会いした人
前々から現行のZX-10Rに乗られてるって事でブログをチェックしていたりらっくまさん&キイロトリさんご夫妻に初めてお目にかかりました。りらっくまさんは普段はCBR1000RRでトミンを走られてます。とても気さくな方で、ZX-10Rの走り方について色々とお話し出来て楽しかったです。キイロトリさんもNSR50で30~31秒で走られてるとか。僕のベストよりも速いですね。負けないように頑張らねば!
そこでお話ししてて分かったこと。りらっくまさんのペース(26秒とか27秒とか)で走るとトミンではリアサスがフルストロークしてしまうみたい。どうもバネレートが低いという印象みたいです。水平に近い状態でマウントされている特殊な形状なのでリンク比の関係である程度までストロークすると最後はがくっと腰砕けになりがちなんだそう。ストロークを使い切らないように少しバネレートを上げて奥まで使わない対処が良さそう、という話でした。リアサスはまだまだ純正品でも全然問題ないレベルだとは思うけど、もし社外のサスを入れる時はバネレートについてよく検討しようと思います。
また、同じ10Rに乗ってる方もいて、スレイプニルさんでECUを書き換えてるとの話を伺いました。BEETのスリップオンやブレンボキャリパー&マスターシリンダー、ハイスロ、スプロケショート化と結構手が入ってる車両でした。非常に乗り易くなるという事でオススメだそうなんですが、スレイプニルさんはお店を閉めちゃうようです。 他にも書き換えしてくれるお店もあるし、フルコンに近いサブコンのRAPiD BIKEもあるので、インジェクションのセッティングとフルパワー化については現状ではあまり心配はしていないですが、乗り易くなるのならちょっとやってみたい、と思ったのでした。
暖かくて小春日和の気持ち良い走行会でした
次回以降の課題
りらっくまさんに乗っている時に腕に力が入って突っ張ってるように見えるとの指摘を受けました。腕の力を抜くには脇から力を抜けば腕がフリーになる、ということ。ちょっとやってみただけでは出来なかったので普段のツーリングの時なんかにも練習してみようと思うのでした。あと、コーナリングは振り子のイメージを持って曲がること。振り子が行って帰ってくる瞬間のように必ずカクンと曲がる瞬間がある、そこを見逃さない事が向き変えをうまく行うコツだそうです。10回やって1、2回それが感じられる瞬間があったけどまだまだモノになっていないので今後の練習メニューに追加です。
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