納車から1年近くが経って、5000kmほど走行したこともあって、我慢が出来なくなりブレーキキャリパーのメンテナンスをすることにしました。
事前にZX-10Rのサービスマニュアルを読んでおいたのですが、リアキャリパーを外すのに何と「先にリアホイールを外す」と書いています。不安だったので、バイク屋さんでスペースと工具を借りて作業しました。バイク屋さんのメカの人に少し見てもらって「外さなくても行けますよ!たぶん・・・」と言われたので、ひとまずキャリパーのボルトを外していきますが、スライドブーツがどう頑張ってみても不可能な知恵の輪のように抜けません。これはやはりリアホイールを外さないとどうしようも無い感じ。
リアホイールに当て木を敷いて、アクスルだけ抜いてすぐに戻せるように同じ高さをキープします。
アクスルを抜いたらすんなりキャリパーが外れました。スライドブーツのボルトはネジロックが塗られてるのとスパナしか入らないので、下手に緩めるとナメてしまう可能性が高いそうです。ここはホイールを外すのがやはり正解っぽい。マニュアルには勝てませんでした。
外したリアキャリパーのピストン。ちょっと汚れは溜まっていたけど、掃除すればすぐに取れるレベル。カシマコートっぽいコーティングがされてるようです。汚れを落としてメタルラバーでピストンの揉み出しをやったら、今度は元通りに組み付けます。一番の不安なところ。
「こういうのは付くようにしか付かないっす。」とか大口をたたいてたら、おや?パッドスプリングが余りましたよ?(^q^) 初めからやり直し!
何とかリアキャリパーとリアホイールを元通りの姿に戻しました。走ったらバラバラにならないか、この時点ではかなり不安。事実、チェーンのアジャスターがこの時点ではユルユルになってました。
お次はフロントキャリパー。こちらはラジアルマウントなのとABSのセンサーがある事以外は特に難しい事はなさそう。
こんな感じでキャリパーとセンサーを外すとフリーになります。ディスクが320㎜で大きいのでちょっと外しにくくてホイールをガリっとやっていまいました…(´・ω:;.:...
外したキャリパーのピストン。あまりサーキット走行はしていないけれど5000kmの間、ノーメンテだったので汚れは溜まっています。ピストンツールとピストン戻しの工具を駆使してピストン4つの全周をキレイにします。反対側のキャリパーも同様に。本当はもっとウェスでこより状にしてピストンをさらにキレイにしたかったけれど、そこまでやる時間はありませんでした。
ここでピストンを全て戻して組んでしまって、その後ピストンを出すのを忘れたままバイクを押し歩きしたので、レバーを握ってもスカスカで止まらなくてちょっと肝が冷えた以外はうまく行きました。
後は、ユルユルになったチェーンのアジャスターをきっちり締めこんで、割ピンを嵌めて終了。たっぷり4時間もかかってしまいました。多分、リアだけで3時間くらいやってたと思います。
帰りにバイクに乗ってみたけど、バラバラになって操縦不能に!なんて事もなく無事に終わりほっとしました。苦労したリアは変化はよく分からなかったけれど、フロントは確実にブレーキタッチがかちっとして、やって良かったと思います。これからもフロントは時々、外してキレイに掃除しようと思います。リアは…あまりもうやりたくないかな…。
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