2015年1月12日月曜日

ZX-10R バッテリーが弱ってきた

去年は忙しかったのもあって、あまりZX-10Rに乗れなかった。そのせいかどうかは分からないけれど、夏くらいからエンジンスタート時にニュートラルランプ(緑)の下にあるFI(Fuelインジェクション)警告灯(赤)が点灯しっぱなしになるようになった。どうもこれ、バッテリーが弱ってくるとなるみたい。

メーター左下の緑のニュートラルランプの下がFI警告灯
このバイクはイモビライザーにFuelインジェクションにABS・トラクションコントロールの電子制御の為か電気消費量が多いのか、単純に僕が乗らなさ過ぎたのか、いずれにしろ、バッテリー交換をした上で充電器を買ってくるのが良さそう。この日はメインキーをONにしたけれど、メーターの液晶が途中で消えてしまった。ダメ元でセルを回したら何とかかかった。そのままバイク屋さんへ行き、充電させてもらう。

充電中。2時間くらいで完了しました。
今の時期は寒いから弱ったバッテリーが一気にダメになるんだと思う。流行のリチウムフェライト(Li-Fe)バッテリーも考えてみたけれど、自己放電性は低いけれど、気温が低い時は、セルが回らない(ただしヘッドライトを点灯してから5分~10分ほど置けば化学反応が進むので大丈夫)、専用の充電器が必要など扱いには注意が必要そう。今回はLi-Feバッテリーは見送って普通の鉛バッテリー(ユアサならYTZ-10S)にして、充電器で長期に乗らない時は充電するスタイルに切り替えようと思う。どちらにしろ弱ったバッテリーでセルを長く回すことはセルモーターのワンウェイクラッチに良くない。こちらが壊れるよりもさっさと新しいバッテリーに換える方がいいはず。

※おまけ

何となく気になって、鉛バッテリーの発電について調べてみた。高校の化学で習って以来の復習。

負極:PbSO42- → PbSO42e-
正極:PbO2SO42-4H+2e- → PbSO42H2O

負極では電極の鉛が溶け出して、バッテリー内の希硫酸を消費して水(と硫酸鉛(塩)と電子が発生してこれで発電する。)になり、正極では酸化鉛の電極に硫酸鉛(塩)が付着する。この硫酸鉛で正極が覆われることがサルフェーション。硫酸鉛は電気を通さず電極が覆われ尽くすと発電能力も落ちるし、サルフェーションが進めば充電しても元には戻りきれないみたい。再生バッテリーというのは多分、この電極を磨いてキレイにして硫酸を詰め替えてるだけなんだろう。もし再生バッテリーでも大丈夫だよ、ってことがあったらそれは多分、そんなに傷んでいないバッテリーを再生したものなのかも。

2 件のコメント:

  1. リチウムフェライトはR6で使ってたんですが、僕の場合よく乗るのでまったく問題なく、軽くてよかったです・・ただ気温が0℃以下ぐらいだとちょっとキーオンしてボーっとしてないとですが・・言われるほどの手間ではなかったです。

     10Rの場合かなり小さいバッテリーなので交換するメリットは少ないような気もして、今のところ僕はそのままですね~。

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    1. 実際に使用されてた方のコメント頂けてありがたいです。ABS無しがYTZ7S、ABS有がYTZ10Sだからかなり小さい方ですよね。

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