2014年11月24日月曜日

ZX-10R パワーチェック&クマタコ訪問

3連休だというのに特に予定も入れず2日目は洗車をして、3日目の予定がすっかり空いていたので、2日目の夜に地図を見ながらどこかに走りに行こうかと考えてました。トミンで知り合ったりらっくまさん&キイロトリさんご夫妻が営んでいるクマタコに行こう、もう随分とお会いしていないし、と思い地図でお店の場所を確認。地図を見て、以前、りらっくまさんのブログで紹介されていたECU&パワーコマンダーのチューニングで有名なダイノテクノロジー大網さんのお店の場所も確認すると意外と近い?これは2件とも行くしかないと思い、翌日の予定を決めたのでした。

まずはダイノテクノロジーへ

関東から行く場合は、湾岸線から東関東道をほぼ終点まで走り佐原香取ICで降りて利根川沿いに下流に向かって走って行きます。 のんびりとした風景を見ながら走ってスマホのGPSで位置を確認しながらJR笹川駅近くのダイノテクノロジー大網さんに到着。

北見サイクル?と思うような自転車屋さんの出で立ちですがバイク屋さんです

店先にバイクを停めると中から大網氏が声をかけてくれました。「ダイノテクノロジーさんはここで合ってますか?」と訊くとそうだ、ということでまずはECUフラッシュの話と馬力測定をお願いします、と頼みました。


ダイノマシンにZX-10Rを乗せて4速で全開。今回は馬力のみの測定なので車体は前輪を固定しているだけです。3回ほど測って、データを見せてもらいました。

10500回転がピークで約137馬力でした

トルクは測らなかったので、横軸は速度ですが、10500rpmをピークにそれ以降は東南アジア仕様のZX-10Rは馬力が落ちて行きます。ピーク値は136.97馬力でした。カタログ値が151馬力ですので、そこから駆動ロスを考えると妥当な値ではないでしょうか? 雑誌に出ているデータとも合ってて予想通りの値でした。

ECUフラッシュをして中身を書き換えた場合にノーマルのエキゾーストでどうなるかもデータを見せて頂きました。どちらも現行ZX-10Rですが青が東南アジア仕様、赤がECUフラッシュ後のパワーグラフだそうです。


青い方はピークが10500rpm、赤い方はピークが13000rpm。色々と濃いお話も聞けましたが、青い純正マップの状態では10500rpmを境に早め早めにシフトアップしていく方が良さそうとだけ書いておきます。またECUフラッシュまたはパワーコマンダー等のサブコンでセッティングの際にはお世話になろうかと考えています。

クマタコへ

以前にトミンでりらっくまさん&キイロトリさんと同じ日に走った時に頂いていたクマタコの地図を片手に、茨城県側へ。さっきの東関東道の終点の潮来ICのすぐそばです。りらっくまさんはサーキットではCBR1000RRのレースベースですが、僕と同じ現行のZX-10R乗りでもいらっしゃいます。(もっともりらっくまさんのは北米仕様ですけどね。)

お店の外観の写真は帰る前に撮ったので日が落ちて暗くなってからでした
最初に着いたのは14時半くらい。前日にブログで行きまーす、とコメントのやり取りをしていて、今は茨城県、千葉県は異常な程に交通取り締まりが多いから気を付けて、と言われていたので、ルールを守って安全運転で到着。お店にはりらっくまさん1人で、奥さんのキイロトリさんはお店の買い出しに行っているそう。まずは看板のたこ焼きと甘太郎(茨城の方ではそう呼ぶそうです。今川焼き、大判焼き、回転焼き、の方が一般的な呼び方かも。)をお願いして焼いてもらいました。


たこ焼きも美味しかったし、甘太郎も黒餡、白餡を頼み、バイク談義を楽しみました。3連休の最終日だからお客さんのピークは過ぎたかも、とりらっくまさんは話してましたが、途中でキイロトリさんがお店に帰ってくるまでにもかなりお客さんが来ていて結構、忙しそう。忙しいのは商売している方にはいいことですものね♪

なんだかんだで結構長居してしまったのですが、りらっくまさんに純正のシングルシートカバーの話をしたり、とかZX-10Rの濃い話とかトミンの話とか出来て楽しかったです。

帰りはまた東関東道に乗って湾岸線経由で都内まで無事帰宅。 たまにはこういうゆっくりしたバイクとの付き合い方も良いよね。

2014年11月23日日曜日

ZX-10Rの洗車とチェーン清掃&グリスアップ

先日の走行会で雨に降られてドロドロに汚れてしまったので、洗車しました。チェーンのグリスもすっかり落ちているだろうし。


僕の10Rはガラスコーティングを施しているので普段は水洗いだけでいいのだけれど、前回の洗車時にメンテナンスキットを使ってコーティング剤も使ったのだけれど樹脂部分に塗布した箇所が写真のように白く浮いてしまっている…(;´Д`)。ミラーの部分も同様だったので、今度からは樹脂の梨地の箇所は塗布は止めておいた方がいいのかも。

この白っぽいのがなかなか落ちなくて苦労
チェーンも富士の帰りにずっと雨の中を走っていたこともあって、カラカラに。早くキレイにして注油しないと。

もう油分も抜けてカラカラ

チェーンクリーナーとチェーングリスは色々と試行錯誤してWako'sの物に落ち着きました。写真左のクリーナーは一般的なクリーナーと違って揮発しないタイプなので使う量が少なくて済むのと防錆剤が入ってるみたい。チェーンは純正チェーンなのでEKの3Dとは言えメッキが施されていないので、助かります。右側のCHLチェーンルブは水置換タイプで結構さらっとしています。チェーンに水分が残っている状態で塗り込んでも水よりも下にもぐって行ってチェーンにきちんと浸透するらしい。


チェーンのカシメの箇所からクリーナーを塗布してウェスでごしごしして清掃し、このクリーナーは非揮発性なので 終わったら軽くパーツクリーナーで落とします。後はCHLチェーンルブをチェーンの内側からリンクのジョイント部に少しずつ塗布して、余分なルブはビニール袋でざっとチェーンのコマのプレートにも防錆効果を期待して塗り広げておきます。


なんだかWako'sの中の人みたいになっていますが(笑)、シフトのリンケージのピロボールの箇所にもWako's ラスペネ潤滑剤を吹いておきます。10Rはここの潤滑が切れるとシフトタッチが悪くなるので、気が付いた時に潤滑しています。本当は耐圧グリスとかの方がいいのかもしれないけれどね。


洗車もラストスパート。スクリーンの内側を拭きます。10Rはアッパーカウルとスクリーンの隙間が少しあるデザインで普段は手が入らないので、スクリーンを外して時々拭きます。


外すとこんな感じ。スクリーンはZero Gravityの純正形状と同じタイプの物に交換したけれど、 少し形が違うのかアッパーカウルにところどころ当たります。(純正だとわずかにだけど完全にフローティングしているんだけれど。)


何はともあれ、これで洗車完了。冬の間は自分でキャリパー清掃とかもやろうかと思ってます。

2014年11月20日木曜日

富士スピードウェイ走行会

はじめに

何度か参加したことのある富士スピードウェイの走行会に参加してきました。前回は2011年の4月だから3年半ぶりか…。ZX-10Rに乗り換えて大きなサーキットに来るのは実は今回が初めて。6月に交換したスーパーコルサも夏の間は忙しくて今回のサーキット走行が初。でも、天気予報は前日までずっと晴れだったし、きっと楽しい走行会になるだろう、と前日までは思っていたのでした…。

ちなみに前日までは↓のR1000で本コースを走ってる方の動画を見ながらイメージトレーニング。あくまでコーナーのライン取りやどこでブレーキをかけているか、コース上で何か目印になるものはあるか?(RP:Reference Point)を探しながら、頭に叩き込みました。



当日は雨

前日の天気予報を信じて富士に向かう途中、なんとなく空はどんより曇り気味。 富士の天候はこうなるとあまり期待できません。到着して主催者のブリーフィングを聞いているうちにポツポツと雨が…。なんてこった。

奇しくも同じ型の10Rが2台(手前が僕の)
もっとも後ろの方は無理をせず雨ということで走らなかったようです


午前中は別の走行会が行われているようで、4輪の方達の走行の様子や雨の様子などを自分のバイクの準備をしながら観察。ヘアピンではブレーキでロックしたのか白煙が上がったりしています。



無理は出来ないだろうけれど、路面がわずかに濡れているハーフウェットで、バイクが直立してる限りはまだ「ドライ」と同じ感覚で行けるはず。 とは言え、何かあればすぐ足元をすくわれる、それくらいの意識で1本目に臨むことに。雨も降っていることだし、トラクションコントロールは介入最大のMode3で。

1本目

タイヤ空気圧は冷間でF:1.8kg/cm、R:1.8kg/cmに合わせてコースイン。1周目はとにかく様子見。イメージトレーニングの効果もあってかコースはだいたい把握。ただ、思った以上に滑るので、シケインの出口で開けゴケしてる人も3台はいました。こちらの10Rもシケイン手前のブレーキングでリアのABSが作動しっぱなし。トラコンもストレート入る前の立ち上がりでも効きまくりです。とにかく直線は開け開けで行こう、パナソニックの看板過ぎても少し開けて、と頑張ってと250km/h超までは頑張る。もっと最終脱出で速度を乗せていかないと最高速は乗らないのかも。だけど、この10Rの加速には「慣れて」たし、東南アジア仕様で151馬力なので本当は1万回転以降は引っ張らないで早め早めにシフトアップした方が結果としては速いのかも。

転倒者が多いので、途中で赤旗が出ていったんピットインしてきましたが、残り時間は少ないものの再開してまだ走れるみたい。残り2周できるかな、くらいの時間だったけれどとにかく自分の経験値を高めるべく出来ることをやりに走ってきました。気を付けないといけないけれど、これくらいの軽めのウェットだったので、まだ楽しめたかも。

2本目

間に4輪の2クラスを挟んで2本目は1時間後のスタート。 雨はますます酷くなって、路面はフルウェット状態。さすがにもう2本目は諦めて帰る準備をしている方達もいます。今回は自走組の為に主催者様が5番ピットを使わせてくれたので、走っていない間は雨に濡れずに準備をしたり休むことが出来て非常にありがたかったです。

自走組用に5番ピットが開放 僕の10R左端に写ってます(笑)

4輪の方達は水しぶきで前見えるのかな…

見ての通り、ストレートはライトが反射するほど路面が濡れていてフルウェット状態。 1本目ではサスも標準セットで行ったけれど、気温も低いし雨で路面状態も良くないしで、接地感が感じられなかったので、ダンパー類を緩めておきました。少しでも足がよく動くようにして、安心感を得られるように。


2本目コースイン。雨は先ほどよりも強くなってストレートでは雨粒が痛いくらいに襲ってきます。とにかく1コーナーは無理をせず、シケインも無理をせず、後はなるべく前後のタイヤのグリップ感を感じるようにしながら、慎重に。絶対に転べないので。途中でZX-14Rともストレート勝負になりましたが、横並びで加速。向こうはフル加速じゃないのかもしれないけれど、220km/hくらいまでは完全に横並び。雨が降ってるのでパナソニックの看板で早めに戻したけれど、ストレート勝負もなかなか楽しいです。

30分の時間枠でだいたい周回数は8~9周。雨が降っているので、ラップタイムも全然ですが、元気に走るCB600Fホーネットの人に抜かれた時に後ろから見てた走りが印象的でした。2本目はフルウェットだったし、走ってる人も1本目と比べて激減していたけれど、皆さん無理をせず転倒もなかったようで、無事終了。せっかくの走行会も転倒しちゃうと楽しくないですからね。

最後に

富士はやっぱり天候が読めません。ドライで思い切り走りたいのならやっぱりライセンス取るしかないのかも。2本目はともかく1本目は結構楽しく走れたので、満足できる走行会でした。