2014年6月16日月曜日

Z1000、Z800試乗記

ネタもないので新型車に試乗してみたレポートなどを書いてみる。先日、バイク屋さんに行ったところ、川崎重工から試乗車が来てたので乗ってみることに。(川崎から送られてくる試乗車はいつも神戸ナンバーなんです。)

この日の試乗車のラインナップはNinja1000(写真左側の緑のバイク)とZ800(真ん中の白いの)、Z1000(右側のオレンジのバイク)でオレンジのZ1000がとりあえず2014年4月発売だから見るのも乗るのももちろん初めて。

左からNinja1000、Z800、Z1000

「新型Z1000はどうだったか?」

肉食動物っぽい
足つきについてはZX-10Rとほぼ同じくらい。顔つきがいかつくなって、4灯ともLEDヘッドライト(カワサキでは初)になっていることも含め外見が大きく変わっているのが特徴。2010年デ ビューの前の型のZ1000は試乗では何度か乗っていて、割と乗り味なんかは変わっていないと感じた。このバイクは基本的にNinja1000と中身は共通なんだけど(カウルがNinja1000にはあったり、その為にフレームや足回りのセッティング等は微妙に違う)、Z1000はABSやトラクションコントロールなんかの最近の流行の電子制御は一切なくてあくまでストリートファイター系のアナログな獰猛さを狙っているイメージ。ちょっと予想外だったのは、エンジンの微振動が多くてクラッチの感覚もちょっと気になったけれど、 これは自分のバイクと比べただけなので、慣れれば気にする必要はないのかも。むしろ、敢えてそういう荒削りなイメージの為に残しているのかもしれない。

普段はスーパースポーツのZX-10Rでハンドルも低くて前傾のきつい土下座みたいなフォームでバイクに乗っているけれど、この手のバイクはハンドルもバーハンだし、軽く背中を丸めてかかと(と膝)でしっかり車体をホールドして乗るイメージ。加速は面白い、ただ、くるっと回ったり コーナリングについては、気持ちよく曲がるという観点では、もう少し乗り慣れないと評価できないかも。ミラーは普段はフルカウルの10Rだからネイキッドだとミラーが手前に来過ぎて、視認性は注意してみないと勝手が違う感じ。目視で見ることも気を付けた方がいいのかもしれないと感じた。

Lowビームで真ん中の2灯が、Hiビームで4灯全てが点灯
このZ1000から初採用のLEDヘッドライトはLowビームで真ん中の2灯が点灯、ハイビームで4灯すべて点灯するんだけど、昼間というのを差し引いてもハイビームにしてみて、バイクの前に立ったけれど、そこまでまぶしいとは感じなかった。ただ色温度は真っ白でキレイ。こういう色はハロゲンの電球では出せないかも。ツーリングで帰りが遅くなって深夜の街燈の少ない高速とかだともう少し明るいと嬉しいかもしれない。

「では弟分のZ800はどうか?」

白くてトンガっていてスタイリッシュなデザインで好みです
実は一番気になっていたのは1枚目の写真の真ん中の写真の白いZ800だった。足つきは身長180㎝近い僕でもZX-10Rに跨った時よりもさらにかかとが浮く感じ。重量が230㎏で重いというけれど、そう重いとも感じさせないヒラヒラ感がある。ZX-9Rから進化させた同じ系統のエンジンを使っているというのは先代の Z750と同じ。ただ、9Rでは結構上まで回すとビリビリと共振するような手がむずむずするようなタイプの振動が出ていたんだけど、Z800はその辺が皆無。 振動もなくシルキーなエンジンフィーリング。Z1000よりも上品な感じ。だけど800㏄もあるし、トルク及びダッシュ力は必要十分だと感じた。

なんとなく試乗コースもさっきのZ1000とは変えて、速度は乗らないけれど、曲がる箇所を多めなルートで走ってみると、いい意味で限界が低くてフレンドリーで分かりやすいバイクで乗ってて楽しかった。800㏄もあるんだからトルクや馬力なんかは必要十分で、ただバックトルクリミッターがついていないから、ちょっとラフなシフトダウンをしてリアが軽くズルっとは行きそうになったけれど、余裕を持って立て直しできる。(普段、スリッパークラッチで楽してるんだなぁ~と反省。)クルクル回るし旋回も楽しいし、これで峠なんかはアベレージ低くても楽しめるかも。あとトミンのようなミニサーキットくらいだと自分の10Rよりも乗りやすいかもしれない。

愛車のZX-10Rはやっぱりサーキットで本気で攻めても破綻しないように基本的に限界は非常に高いところにあるから、やはりそれなりに乗るのは割とすぐに出来るけれど、本気で乗りこなすのはかなり大変で、まだまだバイクに対して今の自分の技量では乗り手が負けてるところがあって、そういう意味では自分のキャパを超えたカスタムなんかは手をつけていない。ただ、今の自分の生活でセカンドバイク、それも大型でってなると現実的ではないけれど、こういうZ800みたいなバイクならアリだなと久しぶりに思えた面白いバイクだった。(そうなるとZX-10Rはツーリングや峠なんかを走るには使わなくてサーキット専用マシンにするしかなくなるな…とも思ってその辺も非現実的。)

個人的には、どちらもそれぞれバッティングせずに面白い個性を持った2台だと思うし、Z800に乗れたのは個人的には良い経験が出来た。置き場の問題や2台持っても乗る人間は1人だけだからおいそれと買うわけにはいかないんだけどね。

2014年6月1日日曜日

タイヤ交換 PIRELLI Diablo SUPER CORSA V2 SC2

履かせていたMetzler Racetec K2の溝がなくなってきたので、タイヤ交換してきました。今度はPIRELLI Diablo SUPER CORSA SC2(ミドルコンパウンド)。Racetecに浮気していた間にモデルチェンジしたようでV2というバージョンになってました。ちなみにバイク屋さんが閉店してしまうので、この店舗でのメンテはこれで最後。

前からカットスリックみたいなパターンだったけれど稲妻っぽくなりました
頼んでいたタイヤが届いたとのことで、バイク屋さんに来ました。

右下のが使い古したRacetec
ホイールを外してタイヤ交換とオイル交換も一緒にお願いしました。いつも丁寧な作業、ありがとうございます。

オイル交換も同時に

オイル交換で、オイルはいつものSilkolene Pro 4の10w-40。街乗りもするし結構回したりもするしで、結構汚れてました。

新しいタイヤはやっぱりいい
新しいタイヤを組んでもらって、ホイールを組み込んでもらって完了。忙しくてサーキットを走る予定が当面ないんですが、次に走る時が楽しみ。