2014年1月13日月曜日

スクリーン&アッパーカウルの交換

それは昨年の9月のことだった。自宅で洗車が出来ない環境なので、この日はバイク屋さんで洗車をし、Wako'sのバリアスコートでピカピカに仕上げ、満足して1枚写真を撮ろうとしている時に起こった。ちょっとデジカメのフレームからはみ出しそうなのでバイクを少しだけ後ろに下げよう、そうして20cmほどバイクを動かして手を放した途端にサイドスタンドが外れてすーっとバイクが倒れてくる。

「!」

とっさの判断で地面と車体との間に自分の体をすべり込ませて受け止めたおかげで被害はほぼ無いかに見えた。

ほんの5分前までは立ちゴケすらない無傷だったのに…

だが、受け止めた時に車体のスクリーンや鍵に身体が接触していたようで、鍵が少し曲がりキーシャッターが閉まらなくなり、スクリーンの取り付け位置のカウルとスクリーン本体もヒビが入ってた…(´・ω:;.:...

キーシャッターが閉まるようになりました

キーシリンダー交換か~、って思ってバイク屋さんの店長に相談すると細いマイナスドライバーでちょっちょっと直してくれた!シャッターが少し曲がってバネの力で閉まるのを邪魔していたようでそれを直してくれたのだ。メインキー交換になると、タンクとシートカウルの鍵も交換でさらにイモビライザーもついてるので高くなりそうとげんなりしていたけれど、よかったとひと安心。

お分かり頂けるであろうか・・・
スクリーンの取り付け位置ボルト付近がここだけでなく他のネジの部分もひび割れている。外して分かったんだけど、この下のライムグリーンの部分のカウルもひび割れていた。よっぽど変な受け止め方したんだな。というわけで交換。スクリーンはもともと、変えなくてもスピード出す時は伏せれば問題ないと考えている人間だったので、前のバイク(ZX-9R)では変えなかった。あとスモークになってるのは一番最初に乗ったZZ-R1100で前々オーナーの趣味でZero Gravityのスポイラー形状のが付いてたけど、伏せると暗くて夜は特に見えない。よって、透明で純正形状と同じか見た目がそこまで変わらないので選ぶことに。

候補としてはMRA、Zero Gravity、Puigの3社くらいか。A-techもあったのだけど高いのとラジエーターコアガードの取り付けで苦労したので今回は遠慮する。


MRAつけてる人いないかなー、と思ったら付けてるZX-10Rが同じお店の中にあったよ! ってことで観察。この人のはスモーク入ってるけれど、クリアタイプでも下半分が黒くなってるみたい。今回はライムグリーンのカウルを生かしたいので全部透明になってるのがいいな、ってことでZero Gravityにしてみることにした。多分、精度はMRAの方がいいのかもしれない。


透明度も上がってよい感じかな、と思ったけれど純正スクリーンからなくなってしまったものが一つだけある。純正スクリーンは下部に透かしで Kawasakiロゴが入っててこれがポジションランプで浮かび上がるのだ。ちょっと気に入ってたんだが、なくなってしまって少し見た目がさびしい。(な ら、純正スクリーンにすればよかったじゃん、っていう突っ込みは無しにして。)


ということで他車種のスクリーンに貼っているカワサキロゴステッカーを貼ることにした。今回はNinja400Rのモノを頼んでみた。

工場長「Kensaku君、こういうの貼るの俺にやらせるんですよ」
小さなこだわり。自分でやって失敗するの嫌だったのでいつもお世話になってる工場長に貼ってもらう(笑)

ちなみにアッパーカウルのライムグリーンの部分も交換してもらった。このバイクはアッパーカウル左側にレギュレーターが設置されているので、それに伴うコネクターやメーターに接続するコネクターがびっしりついている。それらを全部外してラムエアダクトに刺さってるアッパーカウルを引き抜く。横で見るのは2度目だけど非常にめんどくさそうな作業。

レギュレーターがこんなところに
アッパーカウルのライムグリーンの部分とブラックの部分は組み合わせているだけで別のカウル。今回はライムの部分を新品に交換。

晒し首みたい
ライトのユニットを引き抜く。普段、掃除できないところなので、この際にキレイに磨いておく。こういうのは横で見ながらで自分でやっておくと気持ちがいい。ただの自己満足ではあるけれど。

黒い樹脂のところは磨いておきました
カウルを外した本体側はこんな感じ。レギュレーターがついてないので、このままエンジンはかけられない。

レーサー化する人はどうするんだろ・・・
全部、組み上げて、今回はZX-10RのポジションランプがLEDで白い光なのに純正はハロゲンで黄色っぽいのでPIAAの高効率バルブのPlatinum Sparkを入れてみた。あまり青いのも小僧っぽくて嫌なので白さ優先。左側のLowビームだけ入れて右のHiビームと同時点灯したのが下の写真。見た目は結構変わってるんだけど写真だとあまり分からないかも。右のHiビームももちろん交換します。高効率って言ってるけれど、実際は青く塗ってるだけなので見た目の色温度を合わせるだけの目的です。HIDも入れるとしてもLowしか入れられないので、結局Hiビームはそういう高効率バルブ入れるだけだし、何より配線がゴチャゴチャになるのが嫌だったので。

左が青白っぽいバルブで右は純正のやや黄色っぽいバルブです
あとは、前々からお店の常連さんが始めたのでモニターとして作ってくれたんだけど、レバーに好きな文字を彫ってくれてたので、施工済みのレバーに交換。ZX-10Rロゴがいい、って言ってちょっと無理を言ってしまったけれど、かっこいい出来です。もちろんクラッチレバー側もセット。本当に感謝。

なかなかカッコいいでしょ
今回は、写真はないけれどフロントのドライブスプロケットを15丁からノーマルの17丁に戻した。 チェーンはノーマルの長さのままなので、15丁に落とした時はチェーン引きを後ろいっぱいまで引いたんだけれど、今回はそれをもとに戻した。多分、ホイールベースが短くなって、スイングアームの長さも短くなったと思うんだけれど、それがどういう効果を生むかは理屈はよく分からない。だけど、スプロケをロングにした加速面以外にも乗り味に影響を与えている気がする。足つきは少し悪くなった。ただ、乗りやすくなった、と感じた。語彙力が不足していてうまく説明できないけれど…。うまく言葉で理屈を説明できれば、足回りのセットアップとかももっと自分でできるようになるんだろうけれど。乗りやすくなったし、ツーリングとかする分には回転数も低くて穏やかな乗り味で満足。