2013年12月26日木曜日

With Bike 2013年 年越し蕎麦会

少し早めだけど、バイク仲間内での年越し蕎麦会を味奈登庵 都筑佐江戸店にて行いました。この日は雨の予報だったことと、自宅に帰ってからバイクに乗り換えて出直すよりも職場から直行した方が早いこと、あとはGieさんに近くの駅まで車で迎えに来てもらえる等の好条件が重なり、無事参加できました。去年も同じ店でGieさん、狐君とともに同じようにお蕎麦を食べてます。今年は、キョンさんも参加して4人で味奈登庵名物の「富士山盛り」に挑戦。普通盛りと同じお値段のままで、富士山のようなモリモリ仕様にしてくれる素晴らしいお店なのです。ちなみに佐江戸店は古民家を改装しているので、ちょっと趣がありますが、この辺は店舗によって異なるとのこと。僕は佐江戸店、好きですよ。うん。

と、そうしているとモリモリのお蕎麦たちが到着。キョンさんも狐君もそれぞれお蕎麦を写真に収めるのに夢中です。 狐君のは天丼+蕎麦の富士山盛りのはずなんだけど、せいろ3枚だとちょっと少ないんじゃないのかね?

写真を撮るのに夢中な狐タソとキョンさん(顔はモザイク済です)
狐タソの頼んだ天丼+蕎麦の富士山盛り、というかせいろ3枚セット
僕は鴨せいろの富士山盛りにしました
 食べ始めるとGieさんが無口になって黙々と登頂へ向けて全開走破。あっという間に登頂。僕は去年はもり蕎麦の富士山盛りで楽勝だったので、鴨せいろにしたんだけど、温かいツユは冷めると箸が進まなくなる…。これは、登頂ではなく遭難の予感。

狐君もGieさんに引き続き登頂成功し、残るはキョンさんと僕のみ。キョンさんはGieさんと狐君のサポートで無事、富士山踏破。僕も何とか自力で登頂成功。

前月に山梨にツーリングに行ってからバイクには一度も乗っていなくて、このまま乗る気が起きず年を越しそうな予感があるのだけれど、こうして、気心の知れた仲間との食事や他愛無い会話は居心地よく楽しい。寡黙な人を目指してるはずなのに、ついつい饒舌になってしまう。今はバイクを通じて得た場所が自分の居場所なのかな、とちらっと思ったり。うまくは言えないのだけれど、もう少し引いて、うまくこの居場所を他の人にとっても居心地のよい場所にしていく努力が出来たら、というかしなければな、と。

来年のことはよく分からないけれど、またバイクを通じて何か実現できるといいね。

2013年10月27日日曜日

ZX-10R 日常メンテナンス

この日は天気もいいから箱根にでも走りに行こうかと思っていたけれど、翌週はトミンでのBMC走行会だったので、ZX-10Rのメンテナンスをすることに。とは言っても自宅なので洗車や大がかりな作業はできないので、チェーン清掃やグリスアップなど本当に基本的なことだけ。

相変わらずカッコよすぎるZX-10R
 メンテスタンドでリアホイールを持ち上げて、チェーン清掃とスプロケカバーの中もキレイにします。あまり飛び散りの少ない“軽め”のチェーングリスを使っているけれど、それでもカバーを外すとルブと砂でドロドロになった通称「ルブうんこ」がこびりついていて「うへぇ、汚い・・・」と思いました。

スプロケカバーにはスピードセンサーはついていません
エンジンケースやフレームにも飛び散っていました
パーツクリーナーで汚れをふやかしてウェスで拭い取るようにして根気強く除去して何とか綺麗にしました。もしこの汚れが今までチェーンに触っていたとしたら、なくなれば少しはフリクションも減るはず。

  

 最近は、チェーンルブでZOILを使っています。以前使っていたMOTULやSILKOLENEのルブは塗った時はサラサラで少し時間を置くとネバネバになってへばりつく“硬い”グリスだったけれど、ZOILは割と軽めだと思います。ZX-10Rは純正でEKの3D(スリード)チェーンが採用されているけれど、さすがにメッキまではしていないので、最近は防錆効果を期待して、チェーンのサイドプレートにも薄くルブを伸ばして塗っています。

ちなみにチェーンクリーナーはWako'sを使っています。普通のクリーナーと違って、揮発しなくて灯油を塗ってゴシゴシしているような感じですが、シールは傷めないし、揮発しないから塗る量も少なくて済むし、防錆効果もあるしで、結構気に入ってます。キレイにし終わったら揮発するタイプのクリーナーでざっと落とすようにしています。


それからLAPSHOTの取り付け。前回7月にトミンに行く前にいろいろ試行錯誤して、N-ProjectのLAPSHOT用のステーをボルトとカラーをかましてクラッチレバーホルダーに固定しています。

結構ガッチリ固定できるので、速度が出ても大丈夫
取り付けはマジックテープでLAPSHOT本体を取り付けられるようにしています。ハンドルを切っても当たらないのはもちろん、サスのアジャスターも触れるので、メーターの操作が少ししにくい以外は走っていても問題はないです。

LAPSHOT本体を付けるとこんな感じ。

リアサスのプリロードも以前に締め上げたのだけれど、逆に少し標準値より緩めたいと思って下のようにやろうとしたけど、以前のやり方がマズくてリングナットが締まりすぎていて、微動だにしませんでした。自分ではお手上げだったので、これはパス。バイク屋さんで今度緩めてもらうしかなさそう。


 ちなみにこのフックレンチはデイトナの可変フックレンチです。


本当はリングナットのネジを切っているところの長さを標準値(およそ12㎜程度)と比べて締めこんだり緩めたりしようと思っていたのですが、今回は失敗。

後ろに映っているのはサービスマニュアルのリアサスのプリロードの設定法のページです。この定規で12㎜~15㎜で設定するようにしています。定規はカワサキのドライカーボン製のをバイク屋さんで去年、プレゼントしてもらいました。

最後に、シフトペダルのリンケージのブーツの中のピロボールにWako'sのラスペネをグリスアップとして吹いておきました。10Rはここの潤滑が良くないせいで、ミッションが渋いと誤解されていますが、潤滑さえしっかりすればシフトタッチはコクッコクッと入るようになります。ZOILの潤滑スプレー、Wako'sのメンテルーブ、ラスペネと試しましたが、今回のラスペネが効果も持ちも一番よさそう。

リアサスの調整など、できなかったこともあったけれど、とりあえず走行会に向けての準備はこれにて完了です。

2013年9月15日日曜日

With Bike 軽井沢ツーリング~宿泊編

今回、宿泊先で選んだペンションカスティール。売りは猫と触れ合えること。ペンションのご主人夫婦も気さくな方たちだったし、ペンションの作りもよくて、居心地よかった。今回の参加メンバー全員、動物は好きな人たちばかりでよかった。

ペンションの外観はこんな感じ(翌朝撮影)
食事も美味しかった
普段は大人の猫たちばかりなんだけど、僕たちは運が良かったのか、翌日に新しい飼い主さんのところに旅立つ子猫たちとも触れ合うことが出来た。

ていっ!ていっ!
子猫はやっぱり元気よくて遊びたがりだね。撮影するのも難しいくらい動き回るので、僕はねこじゃらしで遊んでそれをGieさんに撮影してもらった。他にもいろんな猫たちがいてすっかり楽しませてもらったんだけど、中でも一押しはスバル君を挙げたい。ペンションのご主人によると彼は、人間のお姉さん達と一緒にいるのが大好きなんだそうだ。なのに、何故、今回は男ばかりの僕たちの部屋に来てそのまま落ち着いてしまったんだろう?狐くんが、自分の性別が分からなくなった、と涙で枕を濡らしていたそうです。

この人がスバル君

スバル君、洗面所で歯を磨いてる僕の足元にも来て、じーっと顔を見つめてくる。何か僕にして欲しそうなんだけど、何を要求しているのかわからない。 そのうち洗面台に飛び乗った!

ほら、いつものアレ!やってくれよ!
そこへトイレから出てきたGieさんが登場。水道の蛇口をひねって手を洗った時に謎は解けた。蛇口から流れる水が飲みたかったようである。

ご満悦である
そういえば、猫って流れる水が好きだったね。僕も猫飼ってて実家にも今も猫がいるのにすっかり忘れてた。それにしても面白い。


夜のうちに雨が降り始め、翌朝はしとしとと止みそうにない雨が降っていた。雨になっちゃうとツーリング自体がハードになるのはバイクだから仕方ないけれど、またみんなで来たいな、って思える素敵なペンションでした。

2013年9月14日土曜日

With Bike 軽井沢ツーリング~往路編

はじめに

7月末に新しい仲間が僕たちWith Bikeに加入したこともあって、これからはどんどんツーリング企画して走りに行こう!ということで計画された今回の軽井沢ツーリング。とうとう実現しました。参加者はいつものメンバーのGieさん(DL1000 V-Strom)、狐.com君(GSX-1300R)、僕(ZX-10R)の男3人に加えて今回はキョンさん(マジェスティ)、ララさん(VTR250)と女性参加者もいます。そして、今回は日帰りではなく宿泊ツーリングです。中軽井沢のたくさんの猫と触れ合えるペンションカスティールに泊まります。事前に参加メンバーに確認したところ、誰も猫アレルギーの人もおらず、またみんな猫は好きということ、あとは、目的地の軽井沢に立地するという条件も満たしていたので、ここにすることにして予約取りました。3連休にも関わらず意外とすんなり取れて本当に良かった。

当日朝

事前にララさんは中央道走ったことがない、というのを聞いていたのと普段は東名を使ってるとのことなので、オーソドックスな中央道へのアクセスを覚えてもらう意味も込めて、用賀IC付近で合流~環八高井戸~甲州街道~中央道調布ICという流れで集合地点の中央道談合坂SAまで行くことにします。

まずは無事合流
今回は参加しないけど、中央道マスターであるきぃさん(DR-Z400SM乗り)には、用賀~談合坂SAまでは意外と時間がかかるとアドバイスをもらっていたので、朝の用賀合流を少し早めて談合坂SA集合を1時間半ほど遅らせて9時集合にしました。でも世間も3連休初日なので、みんなして行楽地に出かけるわけで、この読みは大きく外れたのでした。もの凄い大渋滞。10Rはファン回りっぱなしで、先日入れたSilkoleneのクーラントを持ってしても、オーバーヒート気味。初めて水温が115℃を超えて、警告灯が付きました。(仕様では120℃超えるとHi表示になって、本当にオーバーヒートするらしい。)

用賀からの環八がとにかく混んでいて甲州街道入口の高井戸まで予想外に時間がかかったことと、甲州街道に入ってもベタ混みの渋滞で、調布IC付近にたどり着くころには少し時間も押していました。休憩がてら高速に乗る前に2人でガソリンを給油していると、狐君から連絡が入っていて彼とキョンさんは国立府中ICから中央道入りの予定だそう。中央道へは調布ICから乗っても相模湖ICの先までも渋滞なので、仕方なしにすり抜け開始。ララさんはあまりすり抜けは得意じゃないということでミラーでペースを確認しながら、先導していると石川PAを過ぎた辺りで、狐くんのハヤブサとキョンさんのマジェもすり抜けで隣の車線で合流。とりあえず4人で無理のないペースですり抜けつつ、とっくに着いているGieさんの待つ談合坂SAを目指します。結局、着いたのは10時半過ぎでした(約束は9時)。Gieさんは8時半には着いていたそうなので2時間以上待ちぼうけを食わせてしまいました。どうもすみません(´・ω:;.:...

出発

合流後は中央道も空いていて、一気に諏訪ICまでワープ!天気も翌日は雨だけど、今日いっぱいは持ちそうでいいお天気で気持ちがいいです。

諏訪ICで降りたらビーナスラインへ行く前にとりあえず給油。(画像は顔はモザイク処理済です。)




ここから、ビーナスラインを目指します。ぐんぐん上って、まずは霧ヶ峰にある道の駅「霧の駅」で小休止。

道の駅「霧ヶ峰」
ビーナスラインを走ってきて、先行して道の駅から仲間の写真を撮ったりしてました。

ノリノリの狐.com氏
キョンさん
ララさん
焼きトウモロコシが美味しかったり、


お馬さんがいたり(実際に乗馬もできるそうです。)、


カップルに人気ありそうな鐘があったり、


どうやって、運転席に乗り込むか分からないくらいの巨大なチョロQみたいなデリカがいたり、


途中の美ヶ原高原美術館の辺りで、小休止。

5人のバイクの集合写真。統一感はちょっとないけど。
この時点で、予約してるペンションのチェックインの時間を過ぎそうだったので、巻きで再び上信越道に乗り、碓氷軽井沢ICまで一気にワープ。少し、時間を過ぎてしまって、宿のご主人には事前に連絡はしていたものの、色々と気を遣わせてしまいました。ルーティングやペース配分もなかなか難しいね。でも、宿泊ツーだからこそ遠くまで行って、帰りのことはとりあえず翌日考えればいいというのも楽で、そこが醍醐味。2日目も無事に過ごせますように、と祈りつつ、宿で休息に入るのでした。

2013年9月1日日曜日

A-tech ラジエーターコアガード装着&Sikoleneクーラント交換

サーキット走行でタイヤかすを巻き上げてしまうのとツーリングの時にも道がよくないと砂利を巻き上げてラジエーターに当たるのが気になっていたので、コアガードを付けてみることにしました。今まであまりこういう「ザ・盆栽」って感じのパーツには興味がなかったんだけど、この10Rは手をかけようと思っているのでやってみることに。結論から言うとA-techのコアガードはすんなりとは付きませんでした。

チョイスしたのはA-tech製ラジエーターコアガード タイプRです。 真ん中のメッシュが細かくなっていてサーキットで熱が入ったフロントタイヤにくっついて巻き上げられるタイヤかすおよび砂利に対する防御性が高そうということでタイプRにしました。事前にラジエーターASSYの値段を調べると5万。一方のコアガードのお値段は3万…。コストパフォーマンス考えると微妙です。

ラジエーター下部のボルトと共締めするだけだそうです
コアガードの説明書には「FRPカーボンの特性上~、…」と注意書きが入ってますがコアガードにはとりあえず関係ないと思うけれど、A-tech製品はカウルとかがメインだろうから取説全部に載せてるのかも。

洗剤吹きかけて少し置いてから流します
コアガードを装着する前にラジエーターコアを洗剤で洗いました。念入りには出来ないけれど、どうせまたすぐ汚れるし、割り切りも大事。コアガードはラジエーターコア上部にツメでひっかけて、下部のエキパイの間から出ているラジエーターの支持ステーのボルトと共締めするだけなのですが、肝心のコアガードの寸法が実際のラジエーターよりもすこーしだけ短くて寸足らずでボルトが入りません…。

カウルを脱がして何だか大がかりな作業に!
今回はクーラントもSILKOLENEのPro Coolに入れ替える予定だったので、ラジエーターコアを一旦外して、それに合わせてコアガードのボルトが入る下部の折り曲げ部分を一旦延ばして曲げ直すことにします。こういうのは付くようにしか付きません。

ボルトオンでは付かなかったです
バイク屋さんの工場長を手伝っていてラジエーターコアを外したり、ガードを曲げ直したりしてる写真は撮れなかったんだけど、何とか無事に付きました。苦労したけれど、何だかラジエーターが銀色にピカピカして高級感が出た気がします。これはこれでアリかもしれない。

Pro Coolは水色でした
クーラントは一旦、全て抜いてしまったのでSILKOLENEのPro Coolを投入。緑じゃなくて水色をしています。水で割らずに原液のまま使用するタイプです。Wako'sのヒートブロックとかと違って不凍性能が有るので冬でも使えます。普通のLLCと比べて入れて水温が低く安定する、とまでは言えないと思いますが、エンジンのウォータージャケットなどの水の流路が錆びずにキレイに保てるらしい。いずれエンジンを開けてみる日が来た時にスゴさが分かるかもしれません。

アッパーカウルにレギュレーターがついてるので戻さないとエンジンかけられません
アッパーカウルを戻して暖気します。ラジエーターキャップは締めておきます。開けてエア抜きすると思っていましたが、噴きこぼれるだけなので締めたまま暖気してエンジンが冷えたらキャップを開けて出てきたエアを抜いてクーラントを足して、という流れでOKだそうです。ひとつ勉強になりました。 普通はアッパーカウルは外しっぱなしでもエンジンかけてOKだと思うんだけど、この10Rはアッパーカウル内にレギュレーターが付いている為、カウルを戻して配線を繋がないとエンジンをかけられません。色々なコネクターがあって、ZX-9Rの時よりも配線がゴチャゴチャして自分ではあまりやりたくないなぁ、って作業。その分、コンパクトに出来ているから文句は言わないですけどね。


おまけ。現行のJK型ZX-10Rはタンデムシート下の小物入れのスペースが非常に小さくETC本体を入れると整備手帳すら入りません。シングルシートカウルの裏側に整備手帳は折り畳んで入れています。バイク屋さんに行く時はいつもシングルシートにしてるので問題なし。車検の時くらいかな。困るのは。

色々とバラしてまたひとつ、ZX-10Rのことが分かったような気がしました。

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2013年8月31日土曜日

箱根ツーリング

前日に今日のツーリングに参加するバイク仲間と「小田原厚木道路の小田原PAに朝7時半に集合!」と連絡してたんですが、僕自身が20分遅刻しました…orz 6時半には家を出たし、用賀から東名に乗ってそこから小田厚に乗れば1時間もあれば着くよね、って楽天的に捉えていたんだけどうちから用賀までの環八が朝から出かける人々の車で大渋滞。水温もみるみる上がるのであまり渋滞にはお付き合いしたくないし、10Rのミラーを畳んで信号待ちではなるべくすり抜けします。ちなみに、カワサキらしいと思うんだけどミラーを完全に畳むとハンドルと当たって切れなくなります。他メーカーではあり得ない設計だと思うけれど、もしかしたらミラーを畳んだ状態で運転をしないように!という川崎重工の設計者の心遣い?ハハハ…まさかね'`,、('∀`) '`,、

結局、着いた時点で今日の参加者であるGieさん(DL1000 V-strom)、dai君(WR250R)、ララさん(VTR250)、狐.com君(隼 GSX-1300R)の4人は既に到着していました。またしても遅れてごめんなさい…orz

全員揃ったところで小田原PAを出て箱根方面へ。ガソリンを給油するのに早川ICで一度、下道に下ります。ララさんは箱根を走るのは初めてということなので、道路はぷち贅沢してTOYOタイヤ ターンパイクで上がることに。先導はGieさんが務めてくれます。道も広いし、桜の咲く季節や紫陽花の季節は沿道を見てるだけでも結構楽しめるんだけど、今回は夏の終わりということもあり緑のみ。また、時期がいい時にみんなで走りたいですね。

ターンパイクを登りきって大観山のドライブインの駐車場に入るとそこは霧に包まれていました…。箱根に来て、霧が出ているのと天気がよくて遠くまで見えるのは僕の中では五分五分くらいの確率で今日は前者の悪い方へ当たってしまいました…。でも、霧のおかげで冷んやりしていて気持ちが良かったのでこれはこれでよかったかもしれない。大観山のドライブインで少し休憩をした後に、芦ノ湖スカイラインを目指して、料金所方面へ走るのですが、同じく山の上なので非常に霧が濃かったです。結局、霧の中を怖い思いをして走っても面白くないだろう、と料金所の手前でみんなで相談してもう少し高度の低い箱根の関所に行き先を変更。史料館みたいになってるらしいんですが、よく考えたら今まで一度も入ったことがなかったのでした。

門も割と新しい感じがします
箱根関
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E9%96%A2

Wikipediaによると2007年3月にかつての姿に復元されたようですね。どうりで新しい感じがしたわけだ。「箱根の山は天下の嶮♪」と童謡の箱根八里でも歌われていますが、足柄峠と共に江戸を守るための大事な要害でした。歌の中では中国の函谷関(現在の西安市付近。春秋戦国時代の咸陽を守る秦の重要な関所でここを抜かれると咸陽を滅ぼされる)とも比較されていますね。

この関所から江戸に向かう者や逆に江戸から西へ出て行く者を厳しく取り締まっていた場所だったそうです。興味深かったのは、「出女」と呼ばれる関所から西へ行く女性の旅客を調べるのに「人見女」と呼ばれる女性の役人(たいていはお婆さんで「改め婆」と呼ばれていたそうです。)が髪の中まで何かを隠してないかボディチェックをしていたそうです。通行の証文(パスポートみたいなものですね。)に書かれている髪形や人相などの特徴と一致すれば通ってよい許可が出ますが、合わない場合はここで足止めです。何故、ここまで厳しく調べるかと言えば、昔は大名の奥方が江戸に人質として取られていたことが多く、そうした女性が箱根の関を超えて国元に帰ってしまうと大名が謀反を起こすのに障壁が減る為だったからだと言われています。

当時の関所に詰めているお役人も再現されてました
入り鉄砲と出女
http://www.hakonesekisyo.jp/db/data_inc/inc_frame/fr_data_01_01_02.html

鉄砲の江戸への持ち込みと江戸から出て行く女性の旅を厳しく制限したことからこう呼ばれていました。そう考えると今の時代は、僕達バイク乗りは自由に県境を超えてどこへでもびゅーんって行けるわけだから幸せですよね。物見台付近で狐君、dai君、Gieさんとはぐれてしまい、取りあえず物見台に上ってみんなを追いかけようとララさんと上がってみたらまだ3人とも下にいました。

関所の物見台の上に皆を追いかけて行ったつもりが皆、下にいました
関所内を歩き回って見学した後は、峠の茶屋でお茶とお団子のセットでおやつ休憩。お団子とわらび餅が優しい味で美味しかった。

お茶屋セットを頼んでみました
関所の後は、黒玉子を食べる為に大涌谷を目指します。しかし、大涌谷まであと1kmほどのところから工事の為に片側通行で信号待ちの為に恐ろしいほどびっちり渋滞。僕達5人とも渋滞にお付き合いする羽目に。大型バイクだと水温がみるみる上がって、狐君のハヤブサはオーバーヒートの警告灯のHIの赤いランプがチカチカしていたそう。僕の10Rも水温は113℃とかその辺まで行っていました。バイクのマニュアルを読むと115℃で警告灯が点いて120℃くらいになると10RもHIでオーバーヒートしてしまうみたい。95℃超えるとECUが点火時期を遅らせてパワーも絞るようです。ともあれ、みんなへとへとになって大涌谷の駐車場へ着きました。

大涌谷では人間は歩いて階段を上っていきますが、「玉子様」はロープウェイで山の下から運ばれてきます。

玉子様専用ロープウェイです
玉子はこういう温泉のお湯につけて茹でている間に殻とお湯の硫黄が反応して殻が黒くなるそうです。中身はピータンみたいな真っ黒い風にはなってなくて普通の白いゆで卵です。


黒玉子はひとつ食べると寿命が7年延びるそうですが、あまり延びて150歳とかになっても困るのでとりあえずひとつだけにしておきました。

殻を剥こうとヒビを入れて写真を撮り忘れたことに気が付きました。
食べ終わった後は、狐君はここで用事があるとのことで離脱して帰路へ。大涌谷からの帰りは行きと違って道は割と空いていて、僕たち残りの4名はまた箱根峠付近の箱根神社の近くの芦ノ湖湖畔の飲食店が並んでるエリアを目指して走ります。

皆のバイクを写してみました
神社近くのお蕎麦屋さんで、わかさぎの天ぷらが乗った温かいお蕎麦を頂きました。写真を撮るのをうっかり忘れていたので、ここからは画像なしです。ごめんなさい。

芦ノ湖の水の中に鳥居が立ってるのが幻想的です

帰りは箱根新道~西湘バイパスを通って上りの西湘PAで休憩し、ここから流れ解散に。西湘から北上して僕とdai君、Gieさんは小田原厚木道路へ再び乗って東名へ。ララさんは下道で解散でした。Gieさんと僕は週末恒例の東名の渋滞の中をすり抜けてすり抜けてすり抜けまくって帰りました。10Rは動いていれば水温はマシかと思ったけれどすり抜け中はアクセルは微妙に開けていて完全に閉じていることがないので、意外と厳しくて100℃超え。翌日に水温対策を施すことにしてたのであまり心配はなかったけれど。

冷却対策しないとね

箱根って近いから意外と独りで走りに来てばかりで仲間と走りに来ることは少なくて、久しぶりに楽しく走れたな~って思ったのでした。みんな、ありがとう。

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