2012年11月25日日曜日

梨本塾2012年第11回に参加してきました。

はじめに

先日のDeto Racingのトミン走行会に引き続き、同月の梨本塾に参加してきました。塾に参加するのは実に2年ぶり。マシンも乗り換えてどうなるか期待半分不安半分と言ったところ。塾長の梨本さんに挨拶して「乗り換えちゃいました♪」って言うと「最高だなぁ!」と超笑顔でリアクションしてくれました。この時点で心の中でガッツポーズです。今回は塾に備えてというわけでもないんですが、10月くらいから筋トレ+自転車トレーニングで筋力及び持久力を養うトレーニングを1ヶ月以上積んできているので、走行中にバテないことを期待したいです。

あ、そうそう。今回はタイヤも新品のメッツラーのRACETEC K2を入れてきました。本当はZX-9Rに履かせようと思って取り寄せてもらってたんですが、タイミングの関係でZX-10Rに履かせることに。ピレリのDIABLO SUPERCORSAに比べてケース剛性がしっかりしていてリッターバイク向きという前評判ですが、僕程度の腕でそれが分かるかはかなり疑問。

新品のRACETEC K2入れてきました
フリー走行

前回のDetoの時と同じように1速→2速を併用する走り方で走ります。と、ここで梨本さんに声をかけられました。「もっとアクセルを開けてピッチングを作った方がいい。」 シフトアップに注意が行き過ぎて肝心のアクセルの開け方が足りませんでした。毎度のことながらですが、気を取り直してなるべく最終立ち上がりからメインストレート、左コーナー立ち上がりからバックストレートで自分の中でのめいいっぱいで開けて行きます。あぁ、そうだった。たしかこんな景色だった。どうして毎回一番大事な事を忘れてしまうんだろう。

大事なことを 忘れてた―――!!

アクセルを開けてピッチングを作り出す。初級者はまずはそこからが基本のはず。 そしてさっきよりも1コーナーの進入スピードを上げてその分ブレーキングを少し強めにかけてフロントタイヤを潰す(あくまでつもり)!上手い人から見たらお話にならないレベルだとは思うけれど、少しでも理屈を分かってそれを実践して走らせることが出来るようになりたいんです。

後ろから見た僕

ZX-9Rに乗っている時とまったく同じ乗り方をしていますね。これはあとで気が付いたんだけど、腕に力が入って当て舵をイン側の腕でしているのでセルフステアを妨げてるから旋回力も今一つだし、頑張ってる割にバイクも寝ていない(寝ているのが必ずしもいい訳ではないとおもうけれど。)。腕をフリーにしつつ前傾姿勢を取るということは背骨のアーチと背筋・腹筋だけで上半身を支えないと出来ないので、やはり筋トレは必要ですね。ちなみに柳川レプリカのメットの後ろには筑波に全日本を見に行った時に柳川選手にサインと一緒にもらった彼の87のステッカーを右後ろに貼っています。ひそかにお気に入り。
 
決勝 K-RUN GP Dクラス

午後からは決勝レースです。予選タイムは33秒641で3位。フロントローに並べます。ZX-9R時代には31秒31まで行ったけれど、まだまだこのバイクに慣れてないのとトミンも久しぶり(梨塾自体は2年ぶり)だったので、こんなものでしょう。

内側だけどフロントローです

せっかくフロントローなのに、スタート技術が未熟で大きく順位を落としました…。クラッチ自体は素直なのでもっと高回転で繋いでもピョコタンってウィリーとかは無さそう。今後の課題です。トミンは僕にとっては抜きどころが少ないので(事実上1コーナーの突っ込みくらいしか僕には出来ません。)、ここで順位が5番手まで落ちてしまったのは結構厳しい。後ろからは6番手のZX-14Rの人が追いかけてきます。こちらの10Rと違って馬力規制されていないので正真正銘の200馬力マシン。ストレートで抜かれるとやっかいなので気は抜けません(僕の10Rはアジア仕様なので150馬力)。前を走るのは2年前に同クラスでCB400SFを駆っていたN村さん。たしか勝てたことは一度もないはず。今回は彼が新しいマシンCBR600RRにまだ慣れていないようですが、予選までの時と違って明らかにペースが上がってきてる!「記念抜き」させてもらおうかと思ったけれど、これもなかなか厳しそう。やっぱり練習量が足りないか。

単独5位を走行中


レース中は単独5位で、前を行くN村さんに付いていきたいところだったんですが、確実に「覚醒」していく N村さん。シンクロ率上昇中です。

REDBULLカラーがかっこいいCBR600RRを駆るN村さん

走りながら思っていたのはやっぱり梨塾は楽しい!フリー走行や他の走行会で来るよりも学べることは桁違いに多いと思います。結局、そのまま5位でチェッカーを受けました。

閉会式

11月で寒くなってきたとは言え、心地よい空気の中で閉会式。各クラス6位入賞した人まで順にコメントを述べて行きます。ここで僕は用意していたコメント。

「梨本塾参加の為に1ヶ月前から筋トレをして準備してきました!」

予想通り大ウケ(笑)拍手を頂きました。また来月も来たいと思います!


写真提供:梨本塾 http://kei74moto.client.jp/

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2012年11月4日日曜日

Deto Racing走行会(旧隼だらけ)に参加してきました。

Deto Racing主催のトミンの走行会に参加してきました。前日にリアサスのプリロードを増して車高を上げてみたので(厳密には車高じゃないけど)、どう影響するかが楽しみ。前日に走行時間を見て1回の走行時間は15分と短いけれど、正周りが4回と逆回りが2回の計6回走れるので、普段よりも1回多い!って言うのが参加の決め手でした。

本当はタイヤも純正タイヤのBT-016から取り寄せておいたMetzelerのRACETEC K2に履き替えて望みたかったけど間に合いませんでした。今日は純正タイヤで出来ることをやろう。


車高を上げる方向へのリアサスセッティングは正解

 フェンダーレスにしたのでナンバープレートを外したらカチ上げテールになります


6月にBMC走行会でここを走った時には、「これじゃない」感が酷くて全くうまく走れなかったけれど、リアサスの車高を上げる方向へのセッティングは正解っぽい。「やっぱりリアの車高だよ、兄貴!」と叫びたくなるくらいにドンピシャな感じがします。標準セッティングがあまり悪い事は今までのバイクではなかった記憶なんだけど、このバイクに限ってはある程度の足つきを良くする、というだけではなくて、リアを下げてハンドルを切って(おおげさに言えば自転車のように)曲がってください、という安全方向への気遣いがされているのかも。

厳密にはショック長を延ばして車高を上げたわけではないので、大きく荷重がかかると沈んでしまうとは思いますが(それでも単振動の中心が上がるとは思うけど。)、リアサスの取り付け位置にスペーサーを入れる、か社外の車高調機能のついたリアサス(オーリンズ等)に交換できれば、もっといいと思います。

LAPSHOTが不調

ZX-10Rに乗り換えてから何処に設置するか未だに迷っているLAPSHOTはひとまずトップブリッジの上に今回は設置してみたけれど、周回すると5秒間隔とかでLAPされてて全くタイムが計れない状態でした。原因はコネクタの接触不良と車高が上がってセンサー部が地面から遠くなってしまった事のようです。トップブリッジに本体を設置した事でハンドルが切れる度に電源のコネクタが微妙に抜けかかるようで、そこでストレートに埋め込まれてる磁石からの信号が来た、と誤認識してるっぽい。

コネクタ部をビニールテープでぐるぐる巻きにして、本体をトップブリッジからインナーカウルを取っ払ってメーター脇に移してみました。結局、センサーの取り付け位置を少しでも下げたり本体を移設したりして、走行会の最後の枠の逆回りではどうにか計測できるようになりました。

いい取付位置かと思ったけどボツになりそう。

今回のアイディア

トミンで大きく力を入れるべきパートとして、最終立ち上がり~ストレート~1コーナー~S字~帝王(2コーナー)進入、までの部分が挙げられます。いかにストレートで加速するか、そして1コーナーでいかにスピードをキープして走るかに焦点を当てて頑張る。それ以降の帝王(2コーナー)~3コーナー左~バックストレート~最終までの後半のインフィールドのパートは前半がうまく走れるようになれば釣られて速くなる、という考えで練習することにしてみます。同じクラスで旧型のZX-6Rのレーサーを駆る人が、どうも同じアイディアで走ってるみたいなので差が広がるか詰まるか時々ちらちらと見ながら走ることに。向こうの方がストレートで思い切って加速してるみたいだけど、後半のインフィールドは僕の方が少し速いみたいで相殺されてトータルではほとんど同じタイムのよう。あれか、ストレートでのアクセルの開け方がまだまだ足りないのか…。とは言え、6月に走った時よりは確実に乗れているはず。とにかく走るのが楽しいという感触。

逆回りも新しいコースを走ってるかのようで、意外と楽しめました。ただ左コーナーは本当に走り方を忘れてしまったので膝すら擦れない…。やはり左回りのコースでも練習メニューに追加するのがいいのかな。FSWのショートとか。暖かくなってからにしたいですけど。

リアサスはセッティングはもう充分に良いのであまり弄らずに、フロントのプリロードを色々と弄りました。走る前は、どうせイニシャルをもっとかけたくなるだろうと、標準が最弱から6回転締めこみに対して8回転ほど締めこんでたのですが、どうも硬過ぎる印象。 膝も地面から遠いし、フロントが高すぎるのか、って事でまずは逆方向に思い切り振って最弱から1と1/2回転締めこみの状態から始めて最後は5回転締めこみで落ち着きました。

スプロケの問題も前回は1速がロング過ぎて(13500rpmのレブリミットで170km/hほど出る)、トミンでは2速は要らないかと思ったんですが、ペースが上がってくれば意外と1速2速併用のいつもの走り方でも行けるかも、という感触。ただスプロケはショート化した方がよさげではあります。純正の17丁×39丁に対して16丁×42丁くらいか、とは考えてますがもう少し計算したりしてファイナルについては、色々考えてみます。でも、現状のこのままのファイナルか少しショートに振るくらいなら1速オンリーでもっとアクセルを開けて行くのも間違いではない気もします。

残ストローク量もちょうどいい感じ


お会いした人

前々から現行のZX-10Rに乗られてるって事でブログをチェックしていたりらっくまさん&キイロトリさんご夫妻に初めてお目にかかりました。りらっくまさんは普段はCBR1000RRでトミンを走られてます。とても気さくな方で、ZX-10Rの走り方について色々とお話し出来て楽しかったです。キイロトリさんもNSR50で30~31秒で走られてるとか。僕のベストよりも速いですね。負けないように頑張らねば!

そこでお話ししてて分かったこと。りらっくまさんのペース(26秒とか27秒とか)で走るとトミンではリアサスがフルストロークしてしまうみたい。どうもバネレートが低いという印象みたいです。水平に近い状態でマウントされている特殊な形状なのでリンク比の関係である程度までストロークすると最後はがくっと腰砕けになりがちなんだそう。ストロークを使い切らないように少しバネレートを上げて奥まで使わない対処が良さそう、という話でした。リアサスはまだまだ純正品でも全然問題ないレベルだとは思うけど、もし社外のサスを入れる時はバネレートについてよく検討しようと思います。

また、同じ10Rに乗ってる方もいて、スレイプニルさんでECUを書き換えてるとの話を伺いました。BEETのスリップオンやブレンボキャリパー&マスターシリンダー、ハイスロ、スプロケショート化と結構手が入ってる車両でした。非常に乗り易くなるという事でオススメだそうなんですが、スレイプニルさんはお店を閉めちゃうようです。 他にも書き換えしてくれるお店もあるし、フルコンに近いサブコンのRAPiD BIKEもあるので、インジェクションのセッティングとフルパワー化については現状ではあまり心配はしていないですが、乗り易くなるのならちょっとやってみたい、と思ったのでした。

暖かくて小春日和の気持ち良い走行会でした

次回以降の課題

りらっくまさんに乗っている時に腕に力が入って突っ張ってるように見えるとの指摘を受けました。腕の力を抜くには脇から力を抜けば腕がフリーになる、ということ。ちょっとやってみただけでは出来なかったので普段のツーリングの時なんかにも練習してみようと思うのでした。あと、コーナリングは振り子のイメージを持って曲がること。振り子が行って帰ってくる瞬間のように必ずカクンと曲がる瞬間がある、そこを見逃さない事が向き変えをうまく行うコツだそうです。10回やって1、2回それが感じられる瞬間があったけどまだまだモノになっていないので今後の練習メニューに追加です。

2012年11月3日土曜日

【実験】ZX-10Rのリアサスのセッティング変更

思いつきで、ZX-10Rのリアサスのセッティングを変更してみる事にしました。メーカー指定の標準セッティングでは、どうも前(ヘッドパイプ)が高く後ろが低い状態じゃないかと前々から感じていました。大げさに言えば、自転車で曲がる時にハンドルを切ったら前輪が外側に大回りをして行きながら曲がる感覚に近いものがあります。多めにアクセルを開けながら加速する時は後ろ下がりな姿勢が特に顕著でいくら何でも車高がちょっと低すぎでは?と感じていたのでした。

厳密にはリアの車高を上げるには、ショック長を延ばすかリアサスの取付け部にスペーサーを挟むの2種類の方法があると思いますが、前者は純正ショックでは車高調機能は無いので出来ません。後者も作業が大変そうなのでパス。リアのプリロードを増すことで対処します。

以前にサスのセッティングをする時は、1.車高、2.プリロード、3.伸び側(テンション)のダンパー調整、4.突き側(圧側、コンプレッション) のダンパー調整の順にやるべき、と教わりました。これ以上の事はほとんど知らないのですが、まずは車高という所からで、それが出来ないのでプリロードを変更という訳です。

用意したのは、デイトナのスライド式リングスパナです。事前に同車種に乗る方のブログから情報を得ていました。

用品店で3800円ほどで買いました

11-12年式のZX-10Rのリアサスは水平に近い角度で寝た状態で取り付けられています。バネの下側の2枚のリングのうち内側のリングを回して締めこんだり緩めたりすることでスプリングの長さを変えます。

リングナットにマーカーで印を付けてっと…

最初に純正セッティングでの車高をチェックしておきます。テールカウルにビニールテープを貼って同じ場所の車高をプリロード変更後もチェック出来るようにしておきます。(写真はプリロードを締めこんだ後のものでした。)車体を真っ直ぐ立てて地面からテールカウルまでの距離を計りましたが、メンテナンススタンドでリアホイールを上げて、テールカウルからリアホイールのアクスルまでの距離を計る方法でも良かったかもしれません。本当はライダーである自分自身が跨った状態での車高を計るべきでしたが、1人で作業していたので諦めました…。

 テープで目印を付けておくと計測箇所がズレなくて済みます。

スライド式リングスパナの機能を駆使して、リングナットを締めこんでいきます。タンデムステップは外してズラしておいた方が作業はしやすいです。


本当はリアショック自体を外した状態でリングナットを回すのが正しいやり方らしいんですが、車体についたまま作業するので、力のかかりやすい状態だろうとサイドスタンドをかけた状態でやりました。メンテナンススタンドを使うと力をかけた時に外れるかもしれないのが心配だったので、この方法を取りました。だいたい2回転半ほどリングナットを締めこみ、ショック本体に刻まれたガイドのネジ山の幅を最初の12㎜から15㎜程度まで増やした段階で、それ以上ナットが回らなくなったので、ここまでとしました。

作業後にもう一度車高を計りました。最初に計測した車高から9㎜アップした状態になりました。今まで178cmの僕が跨って、ほぼ両足がべったりだったのが、両足の踵が浮くくらいになりました。

ついでに、フロントの車高を更に下げるためにプリロード(イニシャル)を緩めてみました。標準セッティングは最弱まで回した状態から6回転締めこんだ状態です。これを1回転締めまで(つまり5回転緩める)にしてみました。公道を走るだけならこれくらい緩めてもSHOWAのBPF(ビッグピストンフォーク)は腰砕け感は全く感じませんでした。底付きしてしまうようなら、もう少しイニシャルをかけた方がいいでしょうね。

軽く試走に出かけた所、今までと違って前輪に荷重がかかるようになり、嘘みたいに舵が効くようになりました。 今までのように前(ヘッドパイプ)が高いと感じることは無くなり、旋回力が上がったと感じました。足回りのセッティング変更はどうやら成功のようです。

2012年11月2日金曜日

自転車メンテナンス

最近、身体を鍛えるために自転車によく乗っているのだけれど、細かい所で気になる事が増えてきたのでメンテすることに。ブレーキシューがなくなって止まりにくくなってたりするので、交換。

まずは、後ろ側のVブレーキから。


シューを外すとこんな感じ。もう溝も何もないので全く残ってなかったんだね。恐ろしい。


新しいシューは、ゴムのシュー部のみ交換できるタイプです。



シューの新旧を比べるとこんな感じ。左がこれまでついてたシューで右が新品。ピンボケで申し訳ないんですが、全然厚みが違う。柔らかさも全然違います。古いのは固くて、ちょっと力を入れるとポキッて折れてしまいました。


前側のVブレーキも基本的に同じ構造なのでちゃっちゃと交換。


お次はケイデンスセンサーの取り付け。これはペダルをこぐ回転数を検知するセンサーで前のは回転数を拾わなくなってました。本当はフレームのダウンチューブに取り付けるのが推奨なんだけど、MTBはダウンチューブなんかに付けると山を走った時にぶつけるんです…。何とかシートチューブ側に付けてみます。


こんな感じで付きました。本当はフロントディレーラーのクランプ部のすぐ上に付けてたんだけど、位置が悪くてケイデンスを拾いませんでした。前のセンサーも壊れてたんじゃなくて、単に磁石との距離が遠かっただけみたい。


ボトムブラケット周りがごちゃごちゃになってしまったけれど、これで、毎日の自転車トレーニングも快適に行えそうです。

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