ほとんど性能を引き出せないまま別れを告げたZZ-R1100
都内のバイク屋さんを回っている最中に見つけたZX-9R(C1黒)。跨ってみるとZZ-Rに比べてびっくりするほど軽くて、こういうのもいいな、って思ったのでした。
ZX-9R C1黒 確か欧州仕様だった。
型式C1ということは98年式でこの時点で10年選手。距離は7000kmで少ないけど、うーん。
ZX-9Rのロゴ。無理やり片仮名で読むと「ユメタマ」
ZX ( ゚д゚) 9R
\/| y |\/
!!( ゚∀゚) ユメタマ
(\/\/
5年落ちでも外装ピカピカ。距離は2400km。
もっと新しい年式を!と探していて見つけたのは最終年式(2003年式)の型式F2。コイツが愛車となりました。タンクの左側に小さなエクボがある以外はピカピカ。思えばこのエクボがこの車両は転倒車だったことを暗示していました。当時は気付かなかったけど。
納車当日。帰りの第3京浜保土ヶ谷PAにて
翌日も湘南の海岸沿いを流して回って稲村ケ崎公園を出た瞬間にエンストして立ちゴケ…。左のジェネレーターカバー付近のカウルが割れて欠けました。
かなり凹んだけど、プラリペア買ってきて自分で修理。
2008年5月のトミンでZX-9Rで初めてサーキットに行く。まだこの頃は膝も擦れなくて写真の通り、地面と膝が遠い(笑)タイヤもOEMのパイロットスポーツだったからかもね。
撮影:Gie氏
最終的にはこうなりました。
撮影:梨本氏
その後、初めて行った富士スピードウェイでおそるおそる240km/h出して(初めて200km/h以上出した)、ブレーキかけた瞬間、ハンドルがブルブ ルブルって猛烈なジャダー。これは死んだ!って思いました。その後もどうやら160km/h前後からのブレーキングでジャダーが発生する事が分かり、ディ スクを社外品のディスクに換えるまで悩まされ続けました。どうも、ディスクが僕が手に入れる前に事故等で転倒して歪んでしまっていたんだと思います。ダイ ヤルゲージで計っても歪みは規定値内だったし、実走テストしても160km/h以上なんて普通は試しませんから判らなかったんでしょう。サスのオイルが右 と左で違っていて左だけ妙に新しかったり、ディスクのネジロック材が製造から8年とか経っているのに乾ききれていない(多分、もっと最近、塗って組み上げ てる証拠)だったりと、外装のキレイさと走行距離の少なさ、後は僕の見る目の足りなさで見抜けなかったんです。しかし、ディスクを換えた時点で逆に全ての 膿は出し尽くしたと言っても良いと思います。誰に貸しても安心して乗ってもらえる状態にまで手を入れました。ディスクを換えるまでにキャリパーのオーバー ホールやらをやって、ジャダー出なくなったと早とちりしてブレンボのマスター入れてカーボンブレーキホース入れたりして最後はキャリパー以外はみんな手を 入れてしまいましたが(笑)おかげでブレーキ廻りは非常に良い仕上がりになりました。
マフラーも自力で初めて交換。BEETのフルエキにしました。タンデムステップも取らないと付かないので2人乗り出来ないけど、それ以外は良いマフラーでした。
大師PAにて
音も良くて気に入っていたのですが、ノーマルウィンカーだと排気口と近過ぎてコゲてしまって貼り付けウィンカーにしました。
近過ぎて純正のウィンカーは焦げました。
エンジン単体出力の8割が後軸出力と言うけど単体なら160馬力前後!?
とまぁ乗っていた期間の3分の2くらいはジャダーに悩まされていましたが、バイクの基本的な操作を覚えるのに付き合ってくれた相棒であり、サーキットでも 良き遊び相手でした。2400kmで買って26000kmまで乗ったから3年間で24000km近く一緒に走り回っていた事になりますね。良いバイクでした。
ありがとうユメタマ
バイク屋さんで下取りしてもらってからは、店長がビカビカに仕上げてくれて(多分僕が手に入れた時よりもキレイになってるかも)、今日やっと値札が付きま したヨ。約50万だそうです。タイヤも新品のPilot Powerになってました。次の人にも可愛がってもらえるといいね。ありがとう、ユメタマ。
0 件のコメント:
コメントを投稿