2008年10月26日日曜日

梨本塾 in トミン 33秒18

はじめに

トミンを走る人の間では有名な梨本塾に行ってきました。プロのレーサーの梨本圭さん塾長が主催しているバイクスクールです。7月辺りから膝が擦れるようになって、少しずタイムも上がって(37秒台→34秒台)きたのだけど、34秒66でタイムが伸び悩んできたことが1番の参加動機です。一生懸命走って、塾長にアドバイス、課題を訊きたいと思ってました。後は、参加者のみが見ることの出来るトミンのライン取りの図解。これを手に入れたかったんです。

当日朝

晴れだと天気予報で言っていたのに、微妙な曇天模様・・・。途中でパラパラと小雨が降ったり止んだりで嫌な予感。C型ZX-9R乗りのタケシさんと常磐道、守谷SAで待ち合わせ。ツナギだけだと寒いなぁって思ってたらタケシさんはしっかりツナギの上にスタジャン着てました。土浦北ICを降りたガソリンスタンドで落ち合うことにしてバラバラに出発。しかし、ぼーっとしてたのか土浦北ICを通り過ぎてしまいました。気づいたら土浦北の案内は消えて次のPAの案内ばかり。朝からドジ踏みました・・・orz。次のインターで降りていつも通るバイパスに反対方向から乗れることが分かり遅刻もせずにすみました。

スケジュール、参加者

午前中はフリー走行2本、午後はフリー走行+タイムアタッ
ク、そしてK-RUNGPと言う名のレース20周。その後、再びフリー走行があって終了。参加者のレベルも高そうなので、一番下のCクラスで申し込みました。トミンで速いネット上でしか見たことのない方々が多いのでちょっとテンション上がってました。Aクラスの走行を見るのも楽しみ。あと、去年まで僕が乗っていたのと同じZZ-R1100に乗って参戦している方(以後、Hさん)もいました。年式は93年式D1で8万kmを共に走ってきた相棒だそうです。

「このバイクで膝擦りたいんです!」

まだ膝が擦れないけれどHさんは4回目の参加だそうで熱く語ってくれました。未だに僕もZZ-Rで膝擦れなかったことを悔やんでいるので、応援してますよ!

あとは、Aクラスの方に「ブログ書いてますよね?」と言われたことに嬉しい驚き!結構、ひっそり書いてるつもりでしたが、見てくれてる方がいるということで、ちゃんと書こうと思いました。

午前の走行枠

1本目

案の定、雨が降ってきて、コース上はウェットです。せめてもの救いは雨が止みかけていること。午後にはきっとドライコンディションになることを祈ってコースインです。極力バイクを寝かし過ぎないようにしながら走ってました。上級クラスのAクラスの人達もいつも以上に慎重な走り。僕もとにかく膝を擦ることはあきらめて、寝かしすぎないように、とにかく車体をまっすぐにして、アクセル開けられるところはしっかりと開けることを心がけて走りました。にしても、怖ぇー!ウェットのトミンを走るのは初めてなので。

2本目

コース上はだいぶ乾いて少しは安心出来る状態になってきました。段々、ペースが上がってきますが、今回は敢えて膝を出さないで周回。初参加なこともあって、塾長梨本さんにも「何でも訊いて下さいね。」と気遣ってもらいました。後でアドバイスをもらったところでは「このまま、31~32秒台までイケますよ!」とのこと。マジですか!?

昼休み

塾長のデモRUN。JSB仕様のCBR1000RRです。お昼
ごはんを食べながら見学です。当たり前ですが、ものすげー速い(26秒台~25秒台)!トミンを攻めることが大好きなライダーに取っては至福の瞬間。この後、タケシさんと塾長にもらったアドバイスを元にあーでもない、こーでもないとトミン攻略法について話し合って、なんとなく、ライン取りもこうした方がいいな、っていうのが見えてきました。(もちろん、今までに比べてという低いレベル。)


最終コーナーでの塾長の梨本さん

午後の走行枠


タイムアタック

午後からは緊張のタイムアタックです。あまり団子にならないように、との指示の元、バックマーカー(周回遅れ)処理に慣れていない僕は前が詰まってきたら即ピットインしてコースインし直す作戦です。走り出して、5分ほどしてから10周のタイムアタック開始の予定ったのですが、1コーナー後の緩やかなS字付近でCB750の方が転倒!近くにいたタケシさんも何が起きたか分からなかったそうですが、(後で訊いたら「俺のバイクからガシャーンて音がした?でも俺、転んでないよな。」って思ったそうで。)すぐには復帰出来なさそう。イエローフラッグが出て事態の収拾にスタッフの方が奔走してます。S字中央に少しオイルの染みがあるのを確認して踏まないように、との指示の元、1周のウォームアップの後、タイムアタック開始!こういうのも初めてなんで、テンションが上がってきます。アクセルも結構開けられるようになっていい感じ。

タイムアタック結果。33秒47!下から数えて3番目だけどベスト更新!

K-RUN GP Cクラス(模擬レース)

タイムアタック(予選)が済んだら、その順位どおりにグリッドについて模擬レース(20周)です。よく考えたらレースするのなんて初めてです。走り屋でも何でもない僕には他のライダーとバトルしながら走った経験が無いので、緊張しながらも楽しみ。塾長からも、白熱してペースが上がるけれど、「前走車は転ぶものと思って走ってください。」との指示。

上級のAクラスレース。熱過ぎる!!
シゲR-1選手と石川選手のデッドヒート!
Aクラス、Bクラスと終わって、いよいよCクラスのレース。予選のタイムアタック順にグリッドに並べられます。最後尾からのスタートなので、うまくスタートすることはもちろんですが、それよりも大事なことは前走車に追突しないこと。クラッチを切って6~7千回転にエンジン回転数を保ったまま、スタートのフラッグが振られるのをじっと待つ。塾長の構えてるブルーフラッグが今、振られた!スタート!!出遅れることもなく、2台ほどパスしながら1コーナーへ。スタートは何とか無事に済んだ。周りのペースも少しずつ上がってきて、前の集団から少しずつ離されていきます。このままでは、ジリ貧です。どうしたらいいんじゃ~って叫びそうになるのをこらえていると、前方の集団がペースダウン。どうやらバックマーカーに引っかかっている様子。段々と前方集団に追いついていきます。何周かするうちにホントに追いついちゃったよ!しかし、僕の前を走るのはゼファー750のMさん、そしてバックマーカーになっているのはZZ-R1100のHさん。後ろから見ているとMさんが付け入れそうなスキはあるのですが、立ち上がり加速で負けていて前に出れないようです。そうこうしているうちに、バックマーカーをパスした先頭集団が後ろから迫ってきました。ZZ-R1100をオーバーテイクしない限りは、僕は順位を上げられそうにありません。本当はもっと速く走れるのに!!


ZZ-R1100を先導としたパレードになってしまいました。

結局、このままチェッカーを受けて順位は下から2番手でした。

この後にもう1枠(10分くらいだけど)、あったので走ってきました。直前にAクラスのKさんとお話して前走車の抜き方について、訊いてみたんだけど、コーナーごとにちらちら鼻先をちらつかせて、1コーナーのブレーキングで抜くのが一番やりやすそう。コースではやはりZZ-R1100と絡みますが、突っ込みでちらちらと鼻先を相手の視野の片隅に入れるのですが、気づいていないよオーラ全開です。立ち上がり加速でも、向こうは1100ccで147馬力、こちらは900ccで144馬力。Hさんはスキの無いライン取りほとんど差がつきません。しかもZZ-Rはハイスロ装備済み。アクセルもかなり開けられているようです。しかし、3周目くらいでストレートで横並び!1コーナーブレーキングで前に!!ラインがクロスしそうになりますが、Hさんが引いてくれたので、何とかパス出来ました。

この後は前走車も見えず、黙々とタイムを削っていきます。ピットに帰ってくると、意外なタイムが!

34秒66から32秒60!2秒以上縮んだとぬか喜びしていたのですが・・・

梨本さんにも「今日だけで、2秒以上タイム縮みました!ありがとうございます!!」って言ったら、「やりましたね!」ってがっちり握手してくれました。しかし、このタイムには裏があったのです・・・。後で他のタイムも見ていたら33秒台前半は出ているのに32秒台は上の写真のだけ。実は、これ最終周のタイムなんで、計測開始地点からピットに戻ってSTOPボタン押すまでのタイムなんですね。実は4分の3周くらいしかしていない・・・。ぬか喜びですか!?

なので、こちらが正式な1周のタイム。ファステストラップ33秒18

決勝のムービーはこちら↓(梨本塾HP内)
http://akky2001.ddo.jp/movies/200810260001GC.wmv
(混雑するのでダウンロードして見ることを推奨します)

まとめ

いつもトミンを漫然と走っていて正直、モチベーションが下がり気味だったんですが、LAPSHOTによるリアルタイム計測、他の人とのレースで競い合うことで、段々と少しずつ速くなっていくことがすごく面白く感じられました。もちろん、自分の実力以上のものが出ているので安全マージンは削られていくのだろうけれど、もっともっと速くなりたい!そう思わせてくれる素晴らしい走行会でした。寒くなる前にもう1回くらい行っとこうかな。(お終い)

帰りの守谷SAでの守谷猫。いいもの食べてるみたいで毛並み。

最終コーナーでの僕。楽しかった!
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