2007年12月29日土曜日

どう見てもカム齧りです、本当にありがとうございました・・・ZZ-Rその後

<ZZ-Rエンジン終了のお知らせ>

ビーライドにZZ-Rの様子を見に行ってきました。 メカニックのKENさんに案内されてガレージに通されるとそこには…

タンク・キャブを下し、タペットカバーを外されたZZ-R1100

おお、エンジンのヘッドカバーも外してるんですね。 

シリンダーヘッドを見やすいように開けていてくれました

( ゚д゚) 

(つд⊂)ゴシゴシ

目を凝らしてカム山をよく見てみよう
(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ 
カム山が齧ってるのがお分かり頂けるだろうか
   _, ._
 (;゚ Д゚) …?!

カム山、齧ってる… 吸気側のカムシャフトも排気側のカムシャフトも 全気筒分、16箇所全部齧ってる…orz なんか段減りしてるし。平面が出来てますよ? ついでにテンショナーが壊れていて、カムチェーンもゆるゆるでした。アイドリングを下げられないことと、メカノイズの原因はこれもあるのかも。

GPz900R(ニンジャ)の系統のZZ-R1100のエンジンもまた、ニンジャと同様にエンジンのシリンダーヘッドに 回るオイル量が少なく、カムとロッカーアームの間の油膜が切れて、このようにカムが齧るんです。しかし、DOHCエンジンなのに、ロッカーアームを介してバルブを押してるって時代を感じるエンジンですよ。 (もちろんGPz900R開発当時は最新技術でした。)

【今回の被害予想】
1.カムチェーンテンショナーが壊れている。
2.カムチェーンが緩んだ状態でエンジンを回しているので段々バルブタイミングがずれていく
3.アイドリングが最低1800rpmでしか安定しないのはこの辺に理由がありそう。
4.GPzニンジャ系のエンジンはヘッドに回るオイル量が少ないらしい。
5.加えてカムシャフトとロッカーアームを潤滑するオイル噴出し口がカムの回る順方向ですぐオイルが流れる。カムの回転方向と逆方向ならもう少しオイル潤滑状態がよくなる気はする。
6.油膜切れからカム齧り
7.カムと当たるロッカーアームも駄目になり要交換
8.カム山が減った分、バルブも上にずれる
9.ヘッド側の当たり面にバルブが埋もれていく
10.ヘッドはバルブシートを切りなおしても修正不能に←腰上終了

11.カム山が段減り、切り粉も発生
12.切り粉はクランクケースまで回り
12.クランクメタルにまで被害を及ぼす←腰下終了

つまり、

このエンジン、オワタ\(^o^)/

ハア・・・orz 

【とりあえず】
直せる、直せないを判断するために、腰上までを開けてもらうことにしました。バルブがシリンダーヘッドのバルブシートにどんどん埋まっていっているとヘッド交換。そこまで逝っていたら、程度のいい中古エンジンに載せ換え。 逝っていなければ、腰上オーバーホール、ということにしようかな。

でも、エンジンまともになっても足回りもへたってるし、電装系はヤバいし・・・。もうZZ-Rの最終型のD9、走行1万km未満の車両が買えてしまう気もする。乗り換え時かも。

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2007年12月1日土曜日

リファイン オンロードミーティングRn.5 in トミン

カスタムショップ・リファインさんの主催するトミンモーターランドでの走行会に行ってきました。

開催場所のトミンモーターランドは茨城県土浦市近郊にあるので、午前6時に横浜赤レンガ倉庫で狐.com君と待ち合わせて行くことに・・・。 6時になっても現れないので携帯を見ると「寝坊したので先に行って下さい。」とのメール。高速は常磐道に入るまでは何度も地図でチェックしたので大丈夫でしょう。

途中でジャンクション渋滞に巻き込まれて6号線に入ったあたりで狐くんに追いつかれました。この日の首都高には、新聞紙のような古紙のたくさん入った巨大な麻袋みたいなのが落ちてました。巨大な、そしてちょっと気の早いサンタさんが落として行ったのか・・・?

トミンに着くと、トランポで来た人の方が多くて、自走で来た僕達は何だか負け組の雰囲気。タイヤウォーマーとかを使っている人も結構多いです。しかし、参加人数は20人ほどでかなり少なめ。たくさん走れそうだ。

とりあえず、ミラー外してテーピング。 
これでレーサー風ZX-11の完成。

鯨のようだ。本当はZZ-R1100(マレーシア仕様)だけど呼びにくいからこの際、ZX-11って呼ぶか。仕向け地(北米仕様)と外観が違うだけだから、外観が同じならOKだろう。

まったり、じっくり、がっつりと3クラスに別れているのでどうみても初心者の僕はまったりに。最初の2週はCBR600のリファインのスタッフの人が先導します。さっそくコースインするも気温が低くてタイヤがどれだけグリップするか分からないので3周ほどタイヤを暖めることに。加速でリアタイヤに荷重を掛け、減速でフロントに荷重を掛け暖めます。スラロームして暖めるのはあんまり意味がないらしい。
2本目走り終わってじっくりクラスの観戦をしていると、最終コーナーでCBR600の人が縦に回転しながらコース外にすっ飛んでいくのが見えました。大丈夫なのか?走行会の10日ほど前に塗り直したばかりだそうですが、無残な姿に。コースは石灰でオイル処理して走行再開です。

走っている途中で気付いたけど、総走行距離が8万kmを超えていました。
 
この日の走行での反省点はアクセルがあまり開けられなかったこと。前回のトミンでは8割くらいまで開けていたのに、今回は6割5分がいいとこです。聞いた話では、同じ8千回転でも全開と半開では、出力も違うとのこと。前回の8割開けで感じた異様な恐怖感は未知の領域の馬力をひねり出したからなんだなと納得。

今回、あまり怖くないと思うのも開けていないからだと考えれば納得。最新のバイクでは180馬力とかが当たり前の時代に147馬力ごときに(それでも扱いきれないすごいパワーだけど)何ビビってんだよ!と自分を鼓舞して頑張ろうと思います、次からは。

今回、終わり頃になって発見したコーナリングの改善点。 頭を下げてふだんミラーが付いている下あたりから前を見るように体をインに入れてやると重心も下がって安定してハングオフ出来ます。最初は、プロのレーサーがタンクに肘を付けると話していたのを聞いてやってみようと思って試していたら気付きました。 上手な人からすれば何を当たり前なことを、という感じでしょうけど、 この延長線上に膝擦りがありそうな気がします。しかし、最後の走行で気付いたので、この日も膝擦りに開眼することはありませんでした・・・。

走行後、タイヤをチェックして思ったこと。「人は何故タイヤが溶けると嬉しがるのだろう?」

フロントタイヤです。

こちらはリアタイヤ。 
12月に入って寒かったので表面が溶け始めたのは5本目の終わりごろになってからでした。フロントは右より左の方が使えていて、ビバンダム君(ミシュランのマスコット)の首の辺りまで接地してます。まだまだ寝かせられるのでいずれはビバンダム君もタイヤから居なくなるか。後ろはまだ1cmくらい端が余ってますが、前回使えなかったところまで使えているので、とりあえず満足。

膝擦り、ビバンダム君を消すのは来年に持ち越しで。

帰りは、埼玉の川口まで移動して、王将さん、詩文さん、コタロヲさん、たかふみさん、きぃさんと合流して、しゃぶしゃぶを食べに行きました。狐くんは2ピースのレーシングスーツだからギリギリセーフな感じでしたが、僕は1ピースのツナギのレーシングスーツを着てしゃぶしゃぶ屋さんに入ったので、どう見ても完全にアウトな側の人間でした。
めったにないシチュエーションなので、人間観察しながら店内に入りましたが、店員さんは見て見ぬフリをしてくれました。 お客さんのお姉さんは目を見開いて驚いてくれました。が、箸を落としたりしなかっただけ良しとしましょう。

夕餉自体はとても楽しいものになって幸せな気分で帰途に着きました。 が、途中で首都高で迷子になって、箱崎JCTで降りちゃった。 「(江東区の)森下ってどこ?」と深夜の都内で迷子になりながらも
何とか虎ノ門まで出れて1号線で帰ることが出来ましたとさ。

よく走った1日でした。 神奈川→東京都→茨城→埼玉→東京都→神奈川で370km。
うち、トミンで70km。トミンは107周ほど走れたのでお腹いっぱいです。

走行中の画像はken1cbrさんより頂きました。どうもありがとうございました。

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